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週報7月①
リッピングしたもの
Vinyl
Sarah Davachi & Ariel Kalma - Intemporel(2019)
新旧の作家による2019年コラボ作のアンビエント・ドローン。RVNGにも新旧コラボシリーズがあったと思うんですがあれみたいな感じ。わりとサイケな質感というか、70年代のジャーマンサイケのような感じある。#3の電子音飛び交うのとかちょっと初期クラスターみたい。#2もジャーマンにありそう。タンブーラとかも入ってくるしサイケなアルバムかもしれない。
Koraal - La Casa del Volcán(2020)
スペイン・バルセロナのDJ/音楽家なJohn Talabotの、Koraal名義での作品。スペイン・ランサローテ島に滞在した時のイメージを音楽にしたものらしい。あんまりバレアリック~な感じではなくダブテクノみたいなアンビエント。
dEUS - Little Arithmetics(1996)
ベルギー・アントワープのオルタナティブロックバンド。1991年結成。これは96年のシングルで2曲入り。"Little Arithmetics"はクリーントーンのしっとり系だがサイケ発狂パートあり。"My Wife Jan"はパワーポップ風の曲。止めの箇所とか何気ないアーミングとかわりとセンスを感じる。現役バンド。
December's Children - December's Children(1970)
オハイオ州のバンド。ディスクユニオンでThe Growing ConcernのLPを買ったらコレが入っていたというエピソードのあるレコードです。間違ってんじゃん!と思ったけどまあ知らなかったバンドだしいいか…となったやつです。年代も近い。フォーキーというよりイナたい感じ。そこまでサイケではない。
Wulkanaz - Wulkanaz(2018)
2010年前後から活動しているスウェーデンのブラックメタルバンド。クラストコア感を持ちつつブラックメタルみたいな怪しいジャンクなトラックもある。けっこう好きな感じのブラックメタルではある。
GAME
ゼルダの伝説 夢を見る島(Switch/2022)
1993年に発売されたゲームボーイ版のリメイク作。音楽は石川こずえ、濱野美奈子、戸高一生(セイレーンの楽器やオカリナ曲など一部ジングル)で、Switch版のアレンジは永松亮が担当。
FC、GBのレトロゲーム時代のBGMをどうアレンジするかというのは永遠のテーマみたいになってるだけに、このゲームのリメイクがどうなるかというのも気になっていたわけでした。まあBGMだけでなくグラフィック面のアレンジなんかもそうだと思いますが。
Switch版のアレンジは早い話、生演奏の室内楽のようになっていて、ミニチュア風のグラフィックアレンジとも合っている気がします。面白いところは、旧作のBGMがカットインして入ってくる所でしょうか。#1-21だと旧作のBGMにドラムソロを合わせた感じ、#1-30のAパートでは旧作のBGMの一部を伴奏として使う、という感じでリアルなサウンド+チップチューンのような印象になってます。気になるのは重苦しい曲で有名な顔の神殿のテーマ#2-02はどうアレンジされてるかですが、重苦しいストリングスのアレンジになってます。と思ったら、ここでも旧作のBGMが亡霊のようにカットインされてきて面白いです。
とまあ単純にチップチューン要素と折衷しただけでないなかなかおもしろい感じになってるのではないでしょうか。