週報7月②
リッピングしたもの
Vinyl
Kurt Riemann – Electronic Nightworks(1984)
ニューエイジやベルリンスクール系の電子音楽系のリリースを多く持つ、クラウスシュルツェのレーベル<Innovative Communication>からの一枚。自分はここの集めてるのでなんかジャケが良さそうなら買っちゃう。で、このアルバムはクラシックをシンセでやった系のやつです。題材はバッハ、ハレルヤ、サティ、ラヴェルのボレロ。サティのやつがいいですね。ジムノペディとか電子音でやったら大体良いですよね。あとクラシック題材なのか音の強弱の激しいアルバム。
Earthstar - French Skyline(1979)
Skyレーベルもまたベルリンスクール系やらの電子音ものリリースが多いと思いますけど、ややポップなイメージもある。EarthstarはもともとNYのグループ。これは2ndでクラウス・シュルツェにプロデュースされてのアルバム。かなりベルリンスクール系でTangerine Dreamに近い感じ。静かなパートもあるのがいいですね。ちなみに地元アメリカで出した1stはリイシューされておらず高値がついてます。
Henry Wolff, Nancy Hennings With Drew Gladstone - Tibetan Bells(1972)
Henry WolffとNancy Henningsを中心としたプロジェクトの作品。シンギングボウルの倍音をひたすら響かせる作品。ジャケ内容ともに瞑想色が強い。年代的にニューエイジの先駆けっぽい感じ。このあとニューエイジ大家レーベルCelestial Harmoniesから作品を出したりしている。作風はストイックに変わってないようです。
The Medical Mission Sisters - In Love(1971)
The Medical Mission Sistersとはローマ・カトリック教会の医療に関する女性修道会。とのこと。いわゆるクリスチャン・フォーク(ロック)。作曲はSister Miriam Therese Winterという修道会の一員、作家、神学者の方が担当しているようです。コーラスが美しくややアレンジは上品すぎだがソフトロックの作品として聴ける。#1なんか60年代っぽいエレキギターが入っててなんかそれっぽくていいと思います。
周小阑 - 一個吻(1969)
シンガポールのムード歌謡。情報が少ない!7インチのレコードがいくつか出回っている。60年代アジアンポップスって感じでよい。
GAME
聖剣伝説(GB、1991/伊藤賢治)、The Aether II(Minecraft Mod、2011/Emile van Krieken)
The Aether IIというのはPC用MinecraftのMOD。元々古いバージョンでAetherというMODがあったのに対してのIIということですね。MODの中でも大型MODと呼ばれる大量の要素を追加するもの。その中でもこれは世界観が練られているもので、Minecraftに天界の要素を追加するというもの。BGMもEmile van Kriekenによって作られており、MODとしてはかなり手が込んでいます。サウンドトラックはアトモスフェリックなシンセ・アンビエントで天界のイメージと合致する感じがあります。このサントラがイメージする天界で思い出したのが、ゲームボーイの『聖剣伝説』の”マナの聖域”ですね。 Aetherのサントラの#2、"Wings(Aether 2)"と近い雰囲気がないでしょうか?スピリチュアルジャズのレビューとかでも「天上系」って言うことあるじゃないですか。あれとも近いものがありますね、天上系。天界っぽさ。で、The Aether IIのサントラですが、ニューエイジなアンビエントとしても聴けますし、よくできたサントラです。
天上系ジャズのイメージ
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