化け物が人間に近づけた話 ~子供の頃はとんでもないクソガキだった~

僕のフォロワーや他のこの界隈の人は子供の頃真面目でおとなしかった人が多いと思う(偏見)。しかし、僕の子供の頃(特に小学校1~2年)を振り返るととんでもないクソガキだった。そんな昔の事だから今よりバカで当たり前と言う人もいると思うが、小学校低学年の基準で考えてもマジでやばい奴だった。そんな僕のクソガキエピソードを覚えてる範囲で晒してフォロワーのみんなに本物のクソガキってものを見せてやろうと思う。

小学校に入学して、保育園の頃より先生の言う事を聞いて行動しなければならない場面が圧倒的に増えた。他の同じクラスの人はだいたい授業などで先生の言う事をちゃんと聞いて行動してたと思う。しかし、僕は先生の言う事を聞かずに好き勝手な行動ばかりしていた。例を挙げればお題に沿った絵を描く授業で全く関係ない絵を描いたり、国語や算数のプリントをやる時間にプリントやらずに昆虫図鑑を開いてたり、遠足か何かの絵日記を書く授業で好きだったアニメの絵と何度も録画を観て覚えたその回のセリフを書いたりしていた。後は先生にこういう事をするなと言われた事をわざとやっていた。読書で読む本を漫画やキャラクターもの以外で家から持って来いと言われた時はわざと漫画を持って行ったり、図工か何かでキャラクターの絵は描くなと言われたらわざとアニメのキャラの絵を描いていた。

また、当時の僕は負ける事がとにかく嫌いだった。だから体育や運動会で負けた時はとにかく泣いてキレた。当時僕は人より体の発達が遅れていた(多分)ため、基本的に運動で人に勝てなかった。だから短距離走や球技で勝つ方法を考えたが、その方法は決められた走るコースを破って短縮したり、相手に石や泥を投げたり、試合中に相手に殴る蹴るの攻撃を仕掛ける事だった。また、体育で負ける事だけでなくテストで間違えた問題に✕を付けられる事も嫌いだった。だから僕はテストでカンニングばかり狙った。近くの席の人の答案用紙を堂々と見ようとしても当然隠された。それに対抗するために僕はテスト中ギャグを言って近くの人を笑わせて隙を作ってカンニングする作戦に出た。ギャグは当時好きだったポケモンのギャグ漫画やエンタの神様の芸人のネタからパクって来た。そんな事ばっかしてたから当然僕は先生には何度も怒られ、クラスメイトには異常者扱いされた。今だったら当時の僕はやばい奴だって分かるけど、当時は本気で間違ってるのは僕じゃなくて世界の方だと思っていた。

こうして先生やクラスメイトに迷惑をかけてかけてかけまくった1人の化け物は

いわゆる「ひまわり学級」のお世話になる事になりました。

ひまわり学級の授業には確か1日1~2時間くらい通っていた。授業の内容は先生から国語や算数の簡単なプリントを渡されて個別で見てもらったり、学校や社会で生活する上での常識を教わったりした。担当の先生が授業を僕の興味に合わせてくれたりしたおかげで原級の授業よりもやりやすかった。また、学年が上がると下の学年のひまわり学級の人とも授業で関わる事になったが、当時人より少し詳しかった生き物の事を教えるなどの交流を通して相手を思いやる事を知った。この経験は中学で部長として部員をまとめる仕事に活きていたと思う。

原級の方だが、3年になった時に担任になった先生がいい先生だったなと思う。怒るとすごく怖かったが、授業は面白かった。授業でよく話が脱線していたが、その話の中で面白くて人生の役に立つ話をしてくれた。当然僕が問題を起こすとよく怒られたが、1~2年の頃の担任より僕がクラスで上手くやっていけるように色々動いてくれてたと思う。確か授業の内容に合わせて僕に得意だった生き物の話をたまに降ってくれたりした覚えがある。

そこから学年が上がるにつれて少しずつ問題行動も減っていき、小学校を卒業して中学に上がる頃にはコミュ障だが真面目な生徒になれた。同じ小学校出身の人に別の小学校出身の人に僕の小学校の頃の問題行動を暴露するという事をたまにやられたが、話を聞いた人がガチで驚くレベルで中学生の僕は真面目になった。部活の部長をやってた頃は小学校の頃の担任から「部長やってるみたいだね。チームのみんなを頑張ってまとめてね。」的なメッセージが書かれた年賀状が届いた。どこからその情報を知ったかは知らないけど、あの日のクソガキが剣道部の部長で頑張ってると知った時は感慨深かったと思う。

残念ながら僕はまだ社会人には適合できていないが、学生生活に適合できるようになったのは小学校時代にいろいろな先生が力を尽くしてくださったり、クラスメイトが僕を見放さずにいろいろ交流してくれたからだと思う。僕がもし教員で当時の僕の担任だったら絶対学級崩壊させるしTwitterでめっちゃ愚痴ってると思う。また、たまにTwitterで小学校の頃〇〇くん係をやらされて嫌だったみたいな話がバズる度に当時のクラスメイトも僕のせいで嫌な思いを沢山して来たんだろうなって申し訳ない気持ちになる。あんな化け物と付き合って更正させるなんて普通の人にはできないと思うし、僕を化け物から人間に近づけてくれた方々には感謝している。沢山迷惑をかけたり不快な思いをさせてごめんなさい。それでも僕を見放さずにいろいろ考えて付き合ってくれてありがとうございました。




















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