ジジジ

変は遠い日の花火ではない。

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最近の記事

エモい瞬間

若いときは、小説を読んだり映画をみたり、音楽を聴く時間が一番エモかった。 いまは、仕事で困難な仕事を手を抜かずにやり切って、その成果物の仕上がりにも一定以上の価値を見出せた時がエモい。 ヘビィな顧客の困難な依頼をなんとかさばいたり、それが4社も5社もきてそれをすべてさばき切った時に、充足感を感じる。 危ない。 苦労をする事にエモーショナルな突き上げを感じる体質になっている。 もっと、対価や成果やコストとか忘れて、初期衝動的なエモーションに悦びを感じるようにしないと。

    • きれいごと

      きれいごとの力を信じている。 少なくとも、冷笑して世間と距離をとっているていを見せて、私は賢いですよ冷静ですよとアピールするのはちっとも賢くないし、自己陶酔がすごくて全然冷静じゃない。 それよりも、きれいごとを言いたい。 きれいごとは良い。 きれいだから美しいし、キラキラしてるし、前向きになる。 でも、気をつけなくてはいけないのは「きれいごとのフリ」をした言葉。 それこそ稚拙な例えだけど、戦争に動員するような言葉がそうだ。 そして、それを見分ける読解力のない人がたくさ

      • 大げさではないけれど倒れないためにしている工夫

        エビデンスがある話ではなくて、ある方のブログを読んで知った内容。 メンタルケア方面の医師から言われたという話なんだけど、くだらない趣味は大事らしい。 くだらないの定義がよく分からないかもしれないけれど、どうやらマンガやゲームや、頭を使わなくて時間を過ごせる気楽な趣味という意味らしい。 飲み過ぎなければ、お酒を飲んだりするのも良いのかも。 私は夜にウイスキーを飲みながら、録画しておいたバラエティ番組(もちろんくだらなくて最高のやつ)をみたり、Netflixでシットコム(ブルッ

        • 記憶の底からこんにちは その1

          子どもの頃の記憶で、今でも深く残っているものが幾つかあって、ふとした時に記憶の底から急に浮上してくる。 母方の祖父母の家に親戚が集まることが何度かあった。 同じくらいの子どもたち数人が雑魚寝をするのがとても楽しくて、ふざけて笑い転げあっていた。 はじめて会った親戚の子がほとんどだったが、子ども特有のすぐに打ち解ける親近の情で、寝る頃には仲良くなっていたから、その雑魚寝がとてつもなく面白い体験だったのだ。 母方の祖父母の家は思い出が深くて、どこに何があったか、今でもすべ

          閉塞感 その1

          19、20歳の頃に感じていた閉塞感について、最近たまに思い出す。 あの頃は、年を取るのが怖かった。 若くして才能を発揮して、それが認められる、そんなことに憧れていた。 そして、当然そんなことは起きなくて、地元からも出ていけなくて、私はくすぶっていると自覚したまま日々をダラダラと過ごしていた。 いま振り返ってみると恥ずかしいことこの上ないが、しかしそれでも当時は真剣だったし切実だった。 いま感じている切実さは、あの頃とはまったく違う。 家族のこと、仕事のこと、お金のこと。

          閉塞感 その1

          違和感 その2

          ↓昨日書いたやつ。 違和感 その1|ほねいけ @damesekai|note(ノート)https://note.mu/damesekai/n/n7a01f6cb7e88 違和感を感じるものについて、続きを書きたい。 昨日は、子どもが生まれて、自分自身が変わった、と言う人に覚える違和感について書いた。 なぜ違和感があるかと言うと、そもそも人格なんて本当の本当に滅多なことがなければ変わらない、と私は考えているからだ。 そしてもうひとつ、違和感を感じる明確な理由は、そこに子

          違和感 その2

          違和感 その1

          子どもが生まれたら人間変わる、なんてことを気軽に言える人に違和感があった。 実際に子どもが生まれて、親と呼ばれる存在になって、改めて思う。 そんなわけない。 子どもが生まれたくらいで人間は変わらない。 もちろん、生活は大きく変わる。 生活の重なり、累積も人生の一部であるから、そういう意味では人生も大きく変わる。 でも、人間は変わらない。人格や性格は変わらない。 変わらなかったし、これからも変わる気がしない。 オムツを変えられるようになっても、ミルクをあげられるように

          違和感 その1