鬱の足音
威張れた話ではないが
人生で2回鬱病と診断されている
当人が言うのだから無礼ではないと思うが
鬱とは自分が鬱であると手を上げて
初めて成立する病だと思う
極端な話、自分は鬱かもしれない
そう訴えれば病院は鬱だと診断してくれる
だから鬱病患者の肩身は狭い
心が弱いことへの負い目以上に
自分発信で鬱病の診断を貰いに行くからだ
見る人によっては高度な仮病に映るだろう
心が弱い卑怯者、そう思われそうで、怖くて
救いが必要な人が助けを求められない病気
そして自分自身が鬱であると気づけない病気
当事者、第三者含め誤解に満ちた病気、それが鬱
鬱が心の病気という解釈が誤っている
心が身体的どの部位か?
という議論は置いておいて
鬱とは明確に脳の疾患
脳が自分を守る為、意図的に活動を自粛する
感情や思考を鈍らせ、
残酷な現実から母体を守るのだ
そうなってしまうと
自分自身ではどうにもならない
判断の中枢である脳が麻痺しているからだ
だから医療に頼るべきなのだ
だから休息が必要なのだ
その理解がないが故
鬱は言い訳の病だとか言われてしまう。
まともに考えがまとまらない状態を
本人の能力の低さと片付けてしまう
なんとも悲しい病気であり
2度とやりたくない
そう思って過ごしていたのだけど
最近体が妙なのだ
頭がモヤモヤして、重い
それでいて焦燥感だけはある。
思考がまとまらず、集中力がもたず
タスク管理ができずパニックになる
最近特に嫌なことも、激務なわけでもないのに
なぜだ?
2回もやった人間は周期的にかかるのだろうか
花粉症みたいなものなのだろうか
今はとにかく祈ることしかできない