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主人公が無機質になりがち

ストーリーを伝わりやすいく、わかりやすく
そして、伏線は慎重に

と意識するあまり、
語り手の人物像が無味無臭になってしまう

余計なノイズを省き、
語り手としての役割を全うした結果
読者の視点となる人物にアクが無さすぎる

と、自分の作品を読んで気付いた

おかしいなあ、
シャーロックホームズシリーズの方式なのに
なんで、ワトスンくんになれないのだろう?

と思い、大好きな四つの署名と、ボヘミアの醜聞を読んでみた

そして得た新たな気づき!

ワトスン君、全然常識人じゃない!

ホームズの人柄やら、変な事件を
冷静に綴るワトスン君

読んでる時は無機質な語り手と思っていたけど

語り手無個性問題に悩んだ視点で向き合うと
一番狂人なのでは? と思わされた

だって、狂った状況にいるのに冷静になんだもん
そして、なんなら静かにワクワクしてるもん

一見無機質な傍観者のワトスンくんの語りに
ワトスンくん自身に

なぜ惹かれるのか?

その答えに気づき
脱帽し
打ちのめされた日記でした

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