過払い金訴訟



 ラジオを聴いていると毎日、過払い金の確認なら〇〇事務所、とか、過払い金を取り戻した人の声、とかの宣伝があります!

 これ、自分で出来る、って知っていますか?

 まず過払い金があると思われるクレジット会社や銀行に問い合わせて取引履歴を取り寄せます!

 基本的に借り入れがある場合、取引履歴は請求された場合、司法書士や弁護士でなくてもクレジット会社は提出する義務があります!

 司法書士の場合、130万まで、弁護士の場合金額に関係なく訴訟を提起することが出来ます!

 そもそも司法書士や弁護士は本人に代わって請求するので全部出来るならば本人が訴訟を提起することが出来ます!

 以前、デイトレードをやっていて売り買いは頻繁に行なっていた為、その都度借り入れて投資していました。

 おそらくそんなやり取りを10年以上続けて借り入れを返済した頃、過払い金の訴訟が社会問題になり武富士が破産したのもその頃でした!

 自分の過払い金については過払い金計算のエクセルシートがネットで公開されており、自分で計算するとおそらく100万円以上の過払い金が発生しておりました!

 さてそこですぐに訴訟を起こす事も可能でしたが当時、利息は複利になる事と今で無くなりましたが法定利息が年5%あり、すなわち時間をおいて訴訟を起こせば大きな金額になる、という事は知識としてありました。

 ただ10年で時効になるので借り入れが終了してから10年以内に訴訟を起こす必要がありました!

 訴訟は130万未満なら簡易裁判所、それ以上なら地方裁判所に提起しますが訴訟の提起は誰でも出来ます!

 残念ながら法定利息5%は市場金利が下がったので廃止されてしまいました!

 美味しかった時期ですが時効になる寸前に訴訟を起こすと当時100万程度だった過払い金は250万を超えました!

 もちろん自分で訴状を(パソコンで)書いて250万以上だったので地方裁判所に提起しました!

 ただこの時、相手のクレジット会社、おそらく担当の弁護士か法務担当が訴訟費用がかかるので150万で示談にしよう、とか期限の利益の喪失がある、とか必ず言ってきます!

 訴訟費用は自分でやるから訴状にかかる登録免許税ですが、期限の利益の喪失について説明します!

 延滞があった場合、債務者は契約を解除することが出来、そうすると延滞金を含めて債務全部を返却して契約を解除出来る、というのが通常の契約になります。

 しかし実際のところ延滞金を支払うなどして契約は解除されないのが通常です。

 だから延滞があった時点で例えば毎月の債務は放棄され全額返金の債務が残る、という理論?

 要するに期限内に返済すれば契約解除の責任も延滞金の責任も負わない、すなわち期限の利益に守られているがそれを喪失したという理屈!

 実際のところこれは途中から一切返済がないとか著しく返済が滞っている場合以外、適用されないのはリサーチ済み!

 そして100万円の過払い金が戻ってきた、などという話はおそらく戻ってきた金額は130万以上です?

 100万を超える部分は手数料で、これは自分でやればもちろんかからない!

 クレジット会社がその程度の利息で過払い金訴訟で訴えられるのに対して司法書士事務所や弁護士事務所は同じ程度の手数料を受け取る⁇

 だったら過払い金訴訟、自分でやってみませんか?

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