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もう一つの引退式

去る1月7日、佐賀と大井でながく一線級の活躍をしてきたマイネルジャスト号の引退式が盛大に行われました。今後はオーナーさんのご尽力もあり種牡馬として繋養されることが決まっています。ウルトラカイザー、キングプライド、そしてマイネルジャストと佐賀競馬ゆかりの馬が立て続けに種牡馬となっており、今年から始まる中央・地方が連携したダート路線整備も追い風に父としての活躍が期待されます。

マイネルジャスト引退式

その2週間後、21日にもう一頭の馬が引退しました。

キナコ
2015年3月1日生まれ
父アッミラーレ
母ダブルハッピー
母の父タイキシャトル
生涯戦績111戦9勝、獲得賞金536万円

小柄な栗毛の牝馬で、中ほどのクラス(C1~B級)で走っていた馬。ジャストの100戦21勝(うち重賞1勝含む)、獲得賞金5990万円と比べるとどうしても見劣りしますが、引退レースに集まったファンの数は負けてないと思います。

最後のパドック周回

2017年にデビュー、2018年には騎手から転身した渡辺博文調教師の開業第一号の管理馬となり、およそ6年間休むことなく走り続け、その個性的な名前と愛らしさから、たくさんの人を虜にしたキナコ。若い厩務員さんとのコンビも微笑ましいものでした。

渡辺師と

普通このクラスの競走馬の引退がアナウンスされることは稀なのですが、パスカルさんが教えてくださったのでたくさんの人がお別れに集まることができました。今後は未定とのことですが、愛嬌のある性格ということで、どこに行っても大切にされるでしょう。元気でね。

競馬場に別れを告げる


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