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勉強した内容を自分のものにしよう Part2

デールワークス四国代表の原口です。今回は前回にお話した「勉強した内容を自分のものにしよう」のPart2、デモンストレーション、グループ討論、自ら体験するの部分をお話していきたいと思います。

学習ピラミッド

デモンストレーション

デモンストレーション、つまり講師や先輩が行っている実際の内容を見るということです。オンライン勉強会でも治療動画などがあると、「こうやってやるのかぁ」と本で見るよりも内容が深まります。読書よりも学習の定着化があがるのも納得できますね。PNFの講習会ではインストラクターが実際の対象者に対する治療をみることがあります。これが非常に勉強になります。これにより治療の流れや治療方法だけでけなく、問診方法や問題点の抽出方法など多くの学びや発見があります。頭の中で自分の担当しているあの人にも使えそうだなとか、この場面でも使えるな等を考えることでグループ討論にも繋がります。

グループ討論

グループ討論、つまり仲間や先輩、後輩などと議論を行います。症例検討などもこれにあたると思います。職場や学会等での症例検討や報告を想像してもらいたいのですが、非常に緊張したりストレスを感じることはないでしょうか?自分自身も同様でお話するたびに非常に緊張しています。討論の場ですから自分の意見を喋る必要があります。喋るということは自分の意見であったり、考えを理解していることしか話すことはできません。例えば新人時代の症例検討と講習会などでの講師による症例検討を比較して考えると分かりやすいかもしれません。新人時代は知識や経験も浅いため、話す内容はもちろん、喋り方、伝え方が拙劣な部分が多いと思います。しかし本人にとってはこれが全力なわけです。全力で伝えた内容にも関わらず、指導や修正などをされていきます。質問されても上手く答えられない場面もあります。そうなると「自分はダメだな」と思っても不思議ではありません。
「これってどうなんですか?」「こっちの方が良いと思うんですがどうですか?」などがストレスを感じる質問だと思います。これは視点を変えると「知らないこと・間違っていること・より良い方法」を知る機会だと思います。メタ認知という言葉がありますが、今自分がどのような状態なのかを知ることは成長であったり、修正していくことに重要な要素です。ここでストレスを感じますが、「自分の全力でもここが足りない、もっとこうした方がいいんだ」という認識にしていくことでより学習効果であったり、今後の学習方法に繋がると思います。そして、ここで得た意見や経験を実際に使ってみるということです。

実際にやってみる

では勉強した内容や得た方法を実際にやってみます。ここで重要なことは「先輩がやってたから、先生がこうしろといったから」という考えを減らしていくようにやっていくことと考えています。ただ単純作業でやっていると何ができていて、何ができていないかを認識できません。実際に行うにはその背景を知って、良いか悪いかの判断を行う必要があると思います。
結果が全てという言葉もありますが、結果が良いものは良いわけですから、今後もこれを使っていくとなると反復していくので学習されていきます。しかし結果が悪かった場合これは使えないとすぐにしていいのでしょうか?なぜ結果が悪かったのか、どうして講師がやったら結果が良いのに自分では悪いのか?などどいったように現在の自分の状況を整理していく必要があります。先ほどのグループ討論であったように意見を受け入れ再修正していくことでもここの過程での学習効率は変化していくと思っています。個人的に重要と思うことは「今の自分の力でできるようにするために必要なことを知る」「今の自分に足りないことを練習する」ことです。つまり自分の現在の状況を知ることで学習効果があがると思います。

今回はここまでということで。次回は人に伝えるという部分をお話できるればと思います。


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