【Vol.20】初コンペに挑戦!
こんにちは
DRAW A LOT Collegeです!
DRAW A LOT Collegeはクリエイティブの仕事だけで、まだ生活ができていないクリエイターさんに『クリエイティブで飯を食う』きっかけを提供すべく生まれたプロジェクトです。
(詳しくはこちら)
今回はDRAW A LOT College Season2、初コンペの様子をレポートします。
Season2のカレッジ生が初めて挑戦するのは、2021年11月16日(火)・17日(水)に東京・新宿の住友ビル三角広場にて開催されるコネクテッド・インク2021の舞台でパフォーマンスする権利をかけたコンペティション。
コネクテッド・インクではリミッツのパフォーマンスを披露することになるので、コンペの内容ももちろんリミッツです。カレッジ生はこのコンペに向けてCollege主催のリミッツ練習会や個人練習でそれぞれ自分に合ったリミッツの戦い方を磨いてきました。
今回のコンペの規定は以下の通りです。
テーマ:「ペン」×「次世代」
期日までにテーマに取り組んだリミッツのベストテイクを選び、
提出すること。
【審査ポイント(各5点)】
・テーマに対する訴求力/説明力
・ワクワク感(コネクテッド・インクの舞台で見たいか)
・発想力
・エントリーシートの説明力
審査員の方々はこちらの五名です!
宝園 孝彦
株式会社ワコム
江藤 隆仁 (@E_to_H)
株式会社イクリエ
深川 裕介
株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメント
藤田 将光
株式会社P.A.I.N.T.
青山 薫(@sweet_jef_music)
DRAW A LOT 総合プロデューサー
カレッジ生の作品
カレッジ生のリミッツ作品を紹介します!
・湊谷鈴
自分の作風を大事にし、少年が次世代のオムライスペンで描く夢を描きました。次世代ではいろいろ飛ぶらしいですね。楽しんでいただけたら幸いです。
・てばさき
人を描くのは得意ですがリミッツ経験上、毎回何人も描くと大変なので、今回は妖精を作りました。そんな妖精たちの表情や動きを見て是非「可愛い」と言ってもらいたいです。
また、最初に「これはなんだろう?」と疑問に感じていただき、その謎を解くように楽しんで頂きたいです。
画面に触れるとどんどん言葉が溢れてくるパフォーマンスから始まる。この「ペン」こそが「次世代」の物であるというような見せ方をした。
「ペン」から「オノマトペ」へ発想を展開させ、言葉の溢れる空間、自分の発した言葉と一体化できる夢の次世代の空間を体験している様子を表現した。
・うるぽろ
コネクテッドインクは海外の方も見られるということで、日本の伝統を意識した作品に仕上げました。
最初は水墨画調ですが時代を超えてデジタルで加筆していき、歴史と現代が「Connect」するというストーリー展開です。
紙ではなく、空間に描画することで次世代への期待を込めました。
・一樹
昭和小説家が吸っているタバコの煙がタイムマシンのようになり、くぐれば万年筆が液タブペンに変化して次世代(現代)に託されるイラストになっております。アナログテイストの水彩ブラシで彩色し、煙部分を削ればZ時代風のくっきりした色合いが現れます。
近い未来では、空中に絵を描けるようになっているかもしれない!という期待から着想を得ました。
絵を描けることの純粋な喜びと、新しい技術を使ってこれから何を描こうか、というワクワクする想像をこのイラストを見た人に感じてもらえたら嬉しいです。
・こゆき
テーマを聞いて、絵を描いている学生(次世代)とペンという構図で描こうと思いました。背景は女の子の指先から創造されてる絵の世界をイメージし、対象定規と色調補正のツールを使い一瞬で鮮やかに変わっていく画面展開を見ている人に楽しんでもらうことを意識して描き上げました。
・犬楽
私自身が握ってきたペン達を描きました。
そして、いつかペンではなく指で何もないところに描けるようになっているなではないか!という未来の次世代ペンを描きました。
時間が過ぎていくような演出で手が薄くなっていったり、どんどん成長していたりします。
・飴宮
ペンの歴史を辿りながら次世代のペン(タブレットのペン)に行き着く、というパフォーマンスをしました。ペンを強調したかったのでアイレベルを低く設定し、液晶タブレットから見ているような迫力のある構図にしています。
♢♢♢
結果発表!
今回はコンペを勝ち抜き、コネクテッド・インク2021への出場を決めた二名のカレッジ生の作品について、審査員の皆さんのコメントを紹介したいと思います!
見事、コネクテッド・インク2021の大舞台に立つ権利を勝ち取ったのは……
犬楽(@inuraku_0523)さん!!!
FF00FF-ink(@FF00FF_ink)さん!!!
審査員評
・犬楽
宝園 孝彦
進化の切り口がこうきたか!と感じるもので見ていて面白かった。時間配分も良かった。背景が非常にもったいないように感じ、書き込まなくてもいいので一工夫欲しかった。
江藤 隆仁 (@E_to_H)
リング状のペンツールはテーマの解釈としては一番面白いと感じた。
リミッツならではのライブ感も楽しめたが、一枚のイラストとしてのクオリティにも期待したいところ。
深川 裕介
時間軸に応じて、説明的に画を展開していくという点が、非常にわかりやすかった。
藤田 将光
使うペンだけでなく、手の表現がうまくてそれぞれの手の形や握り方にも成長と時間の流れを感じれた。
短時間の中での手のクオリティに驚く一方で少し背景が寂しく感じた。
青山 薫(@sweet_jef_music)
描画ツールの変遷という切り取り方かつ、未来のツールの形をご自身でモチーフにしたところは新しい発想だと思いました。実質4パターンのシチュエーションを描く中で時間配分も良かったように思えます。
・FF00FF-ink
宝園 孝彦
昨年と比べて独創性とインパクトがかなり進化した。目と鼻の位置など画力部分で気になるところもあるが気になるのは逆にレベルが高いからで、ステージで見てみたい。
江藤 隆仁 (@E_to_H)
非常に印象的なイニシエーション、リミッツというフィールドならではのテーマの落とし込み方が秀逸。リミッツへの理解と技術の習熟が進んでいると感じた。
深川 裕介
冒頭の言葉が、どのような意味があるのかな?という伏線をしっかりと後半で回収していくかのような展開が面白かった。
藤田 将光
冒頭からオリジナリティがあり、自身の表現を貫く気持ちが伝わってきた。
他のテーマではどんな表現をするクリエイターなのかとても興味が湧いた。
テーマの解釈は面白く発想力もあるが少し、見る側に伝わりづらさを感じた。
青山 薫(@sweet_jef_music)
冒頭の引き込み方、20分経過時点での完成系クオリティなどよく練られていると思う。
ペン→オノマトペ→それを身に纏うという説明は、エントリーシートを読むと理解できるが初見だと理解が難しいかも。
コネクテッドインクの趣旨を考えると「ペン」そのものを冒頭に描いて、そこから文字ブラシに行くと更によかったかなぁ。
♢♢♢
以上、DRAW A LOT College Season2 初コンペの様子・結果発表のレポートでした!
結果を残せたカレッジ生も、そうでないカレッジ生も、審査員の方々のコメントを受けて自分の作品やイラストレーターとしての優れているところ・伸びしろのあるところが見えてきたのではないでしょうか。
カレッジ生の躍進に期待大です!
今回のコンペで選出された二名のカレッジ生が参加するコネクテッド・インク2021の様子も、もちろんレポートする予定です。
次回のレポートはカレッジ生の個人インタビュー 第3回目を予定しています。
次回もお楽しみに!
By. DRAW A LOT College
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