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言語聴覚士の国家試験合格率最新版!難易度や試験内容についても解説
言語聴覚士とは、病気や交通事故、発達上の問題などで言葉でのコミュニケーションや、食べる・飲み込むといった行為が難しい方に対して、支援を行う専門職です。
言語聴覚士になるためには、言語聴覚士の国家試験に合格する必要があります。
言語聴覚士国家試験は毎年開催され、受験者や合格率を見ることができます。
この記事では、2022年に行われた「第24回 言語聴覚士国家試験」の難易度や国家試験の試験内容、国家試験の合格点などを解説します。
合格率や試験内容から分かる、言語聴覚士国家試験の最近の傾向も併せて紹介しているので参考にしてください。
第24回 言語聴覚士国家試験の難易度
2022年に行われた「第24回 言語聴覚士の国家試験」の参加者と合格者は以下のようになっています。[注1]
受験者数:2,593人
合格者数:1,945人
合格率:75.0%
言語聴覚士国家試験の合格率は過去3年間は60%台だったため、第24回の言語聴覚士国家試験の合格率は高かったといえます。
そのことを考慮すると、第24回の言語聴覚士国家試験は、解きやすい問題が多かったと推測できるでしょう。
前年2021年の合格率と比較
次に2021年度の合格率と比較したものを紹介します。[注2]
![](https://assets.st-note.com/img/1653289949556-RKVAU3z7F4.png?width=1200)
受験者数に大きな変わりはなかったものの、合格者数は10%増加し、合格率は前年と比較すると5.6ポイントアップしています。
合格率が70%以上となるのは第20回(2018年)の合格率79.3%以来となります。
国家試験の試験内容
2022年に行われた「第24回 言語聴覚士国家試験」では、過去問題を網羅しており、実践的な文章問題が多い印象でした。
難易度は例年と比較すると大きな変化はありませんでした。
学校での基礎授業と病院実習の経験が十分に活かすことができた国家試験の内容だったと伺えます。
なお、今年の不適切問題は0問でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1653290478756-PqGjsN78Cv.png?width=1200)
過去4年間、毎年1〜3問の不適切問題が出るため、珍しい年となりました。
国家試験の合格点
国家試験の合格点、ボーダーラインは共に変わりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1653291029738-zx3CHeW2e9.png)
不適切問題が0問だったことや、難易度が去年と比較して上がらなかったことから、基礎的な問題が出来ていればボーダーラインは超えられる年だったように伺えます。
【まとめ】第24回目の合格率は75.0%!第25回言語聴覚士の国家試験に備えよう
2022年に行われた「第24回 言語聴覚士国家試験」の合格率や難易度について解説しました。
第24回目の合格率は前年に比べて、5.6ポイントも上がっていました。
合格率が高くなった理由としては、過去問題に沿った内容が多かったことや、臨床的な問題が多かったことなどが挙げられます。
問題数、配点、ボーダーラインには変更もなく、恐らく2023年に行われる第25回の国家試験も同様の合格点となることが予想されるでしょう。
本記事で紹介した内容を参考に、第25回言語聴覚士の国家試験の対策をしてみてください。
[注1]厚生労働省|第24回言語聴覚士国家試験の合格発表について
[注2]厚生労働省|第23回言語聴覚士国家試験の合格発表について