すっぴんでも生きてける
サイハテ生活2日目。
今日は、朝からゲストハウスのお掃除をして、パソコンでお仕事して、作業して、イベントに出て、…
あれ。場所が変われど、やってることは同じなような。
サイハテに来ればもっと、うわー!うわー!やべー!みたいな、コペルニクス的転回のような、何か大きなことが変わると思ってた。
「何をしに来たんだろう?」
初日でこのモヤモヤにぶつかって、今日は少しだけ、自分のことだけ、小さく変化してみた。
メイクをやめてみた。
正直に言うと、3ミリだけアイラインは引いた。
きっかけは昨日の夜。
ピンクシャンプー、洗顔料、メイク落とし。
私にとっての生活必需品をごちゃごちゃ抱え、お風呂の扉を開けようとして気づいた、注意書き。
ゲッ、みかん畑にぜんぶ流れるの!?
ピンクシャンプーとかぬかしてる場合じゃないやん!!
髪の毛を赤に保つことと、ミカン畑。
ちょっとだけ、ちょっとだけ迷った。
迷って、ピンクシャンプー達を飛行機に乗せた時と同じように袋へ戻した。
ここだと、洗剤は1つで、最低限でいい。
洗顔料も、メイク落としも、ましてやピンクシャンプーなんて必要ない。
そもそも自然と近い暮らしの実践を経験するために、ここへ来たんじゃなかったか。
ええい、郷に入っては郷に従え、だ。
と、いうのが今朝までの流れで。
オンラインが4つというハードな日だったけれど、きちんとアイロンされた髪の毛と、3ミリのアイライン、うっすらリップを塗って、Zoomに入った。
…意外と大丈夫だった。
意外と自然状態の顔面、なんとかなってるものだった。
東京にいる時は、ノーメイクでオンライン!絶対無理!ビデオオフ!だったのに。
今熊本で、(ほぼ)すっぴんでオンラインしちゃってる。
…コペルニクス的転回。
(哲学的にはそういう意味じゃねえ!哲学コースの恥だ!と怒られそうだけど。)
人工の生活に慣れたタソは、これからどう自然に回帰していくのかなあ。
そう思いながら、ムカデ的なゲジゲジ的な黒いうねうねに小指かまれて、ヒーヒー言ってた2日目の夜でした。