共創か、競争か
「ローカルキャリアの教室」まなびノートNO.1
オンラインの講座、「ローカルキャリアの教室」が始まった。
いわゆる「普通の就活」にモヤモヤしている私にとって、「ローカル」は今一番きているワード。
初日からたくさんの学びと素敵な出会いがあった。
What brings you here?
今日のブレイクアウトでのチェックインはこれだった。
What brings you here?=何があなたをここに連れてきたのか。
英語離れしまくっている私にはピンとこない英文だったけど、日本語訳を聞いて、なんだかいい問いだなあと感じた。
どうしてあなたはここに来たのか?じゃなくて、
何が?誰が?あなたをここまで連れてきたのか?って。
そうだよなあ、ここまでのんびり自己流に歩いてこられたのって、自分の力に見えて、周りの仲間たちの支えありきなんだよなあ。
ちなみに私はというと、大隈塾→さとのば大学→アスノオト、グリーンズの学校→イマココ、の図。(場所で言ってるけど、人の場合だと→が37倍くらい増える。)
自分が関わりたい、一緒に何かしたいと思える方々との縁が、振り返ってみるとなんだかんだ続いてつながってるって、結構幸せだなあ。
そんなこんなで、つながりを大事にするローカル的問いから、講座は始まった。
稀少性のキャラかぶり
講座の中で、「キャリア形成における3つの市場価値」というものを学んだ。
稀少性・再現性・市場性
モヤっとした。
非凡でいたい目立ちたがりな私には、稀少性というワードに少し苦い思い出があるから。
それこそさとのば大学で、去年の夏に福島県南相馬へ地域留学に行った時のこと。
南相馬には、私の他に優秀な学生が4人もいた。
同じ距離感、目線の仲間たちの存在が心強かった一方で、私は「どう周りと差別化してもらうか」に苦しんだ。
地方では大事にされる(?)「学生」という肩書きは、使えない。
自分は「伴走タイプ」だけど、そのタイプも仲間とかぶっている。
じゃあ私だけにできることってなんだ?
モヤモヤしながら、結局私は人や地域を巻き込んだ行動を起こすことができなかった。
そんな経験を思い出して、「キャラがかぶった時ってどうすればいいんですか?」と質問を投げかけてみた。
そしたら、掛け算という答えが返ってきた。
1つだけのキャラや稀少性なんて、たかが知れてる。でも掛け算しちゃえば、唯一無二になれるんだ。
眼からウロコ。🐡
当たり前じゃんと言われればそれはもちろんそうなんだけど、人間意外と「当たり前」に気づくのが難しい。
さらに質問に関連して、自分がパン屋をやっている地域で、2つ目のパン屋ができたらどうする?歓迎する?って話も上がった。
掛け算して差別化するのかなあと思ったけれど、それだけではないことを教えてもらった。
共創か、競争。
パンを売るもの同士で火花を散らすのか、はたまた「ここをパンの街にしようぜー!」ってお互い新たな街や価値観を共創していくのか。
コロナで打撃を受けて、共創している場所もたくさんあるそうな。
それを聞いて、共創には多分、共通の敵(というとちょっと言い方が悪いなあ)というか、共通の目標があることが重要なのかな、って思った。
一緒に力を合わせて立ち向かっていく存在、あるいは一緒に突き進んでいく大きなゴールがあれば、似た者同士結束するんじゃないか、って。
リーダーシップ最小3要素の1つ、目標設定・共有だな、と。
最後はリーダーシップにつなげてしまった。(大隈塾が出ちゃった。)