僕とメガネ
メガネをかけ始めたのは10歳かそのあたりだったと思います
家系的に目が悪いのもそうですが、暗い部屋でゲームボーイをし続けたのが悪かったようです
当時のゲームボーイには液晶のライト付いてなかったですからね
最初は青いフレームのメガネだったと思います
とにかく安いのを買ってもらいました
ただ当時はJINSやZoffみたいな1万円くらいで買えるメガネはなく、3〜4万円くらいした覚えがあります
その時
「メガネは高いけどしょうがなし買うもの」
という印象がつきました
その後壊れたりなんたりして色々とメガネを変えていきます
大学生になった頃には1万円帯のメガネが出てきてたのですが、とりあえず見えればいいという感じ、一種の医療器具としてしかとらえていませんでした
普通そういうもんだと思ってました
社会人1年目になって、私は大人になって、お給料というものをもらい始めます
大人になってお金をもらい始めると大抵の人は調子に乗ります
僕はそうでした
調子に乗った僕は
社会人ならいいメガネかけといた方がよくね？
と少し背伸びしたくなりました
近所の聞いたことのないメガネ屋さんでなんとなく聞いたことのあるブランドの高そうなメガネを買いたくなりました
それがTOM FORD FT5209FB 001でした
予算4万円くらいだったんですが、他の似たような形のメガネとはかけた感じが違っていて、どうしても、どうしても、これが良くて、だいぶ背伸びして買いました
あとはメガネは長く使えるものなので、いいメガネで長く使えばそれで元が取れる
そんな気持ちもありました
それから約10年
なんだかんだファッションとしてのメガネに気づいた僕はTOM FORDとは別に2本メガネを持つことになります
そろそろ次のメガネを買おうかなぁと思ってた時、視力が落ちてることに気づきます
メガネをかけた上で0.2〜0.3くらいしか見えてない、免許更新の時にギリギリ通ったくらいの視力になっていたのです
TOM FORDの度数で他のメガネも作っていたので、ここでレンズの総入れ替えもしなきゃいけないこととなりました
ということでメガネ3本のレンズ交換と新しいメガネの購入をすることに
そららわお気に入りのメガネ屋である月島のDOWNTOWNさんにお願いしました
一本入った路地裏にあります
ここがメガネ選びからフィッティングまで丁寧に対応してくれるのですごく気に入ってます
そこでTOM FORDを含む2本のメガネのレンズ交換、TOM FORDについてはかなり汚れていたので全体の研磨もお願いし、加えて新しく1本お願いすることに
既に持ってる一旦手を離れることになるのですが
それがすごく寂しかった
特にTOM FORD
10年近く毎日かけ続けてた馴染みのメガネが急に手元から無くなった
そして次会う時にはツルツルになって帰ってくる
あのくすんだ感じや金属パーツが錆びた感じが懐かしく思えました
せめて写真に撮って残しておきたかった
そう思いました
思いすぎてたまらなくなりました
僕はDOWNTOWNさんに電話して
「お願いしたのはTOM FORDのメガネ…思い入れが強くて…どうしても今の姿を残しておきたくて…すみません、写真送ってくれませんか…」
と伝えたところ
「もちろんです！」
と快く受け付けてくれました
（大感謝！！！）
送っていただいた写真がこちらです
ギトギトのレンズ
くすんだフレーム
輝きのない金属パーツ
まともなケアもしていなかったのでボロボロになったメガネ
でもその全てが僕の10年でした
今日、レンズ入れ替えをした2本と新しく買ったメガネが届きました
EYEVAN 7258 361
残しておいたメガネと合わせて計4本
MOSCOT/LEMTOSH
MATSUDA/M2048
EYEVAN 7285/361
TOM FORDは最も使ったメガネ
すでに書いた通り思い出が詰まってます
MOSCOTは初めて人に選んでもらったメガネ
丸いタイプのものが欲しくて選んでもらいました
MATSUDAはDOWNTOWNと出会ったメガネ
全然買うつもりじゃなく行ったんですが一目惚れしてしまい購入にいたりました
結構お値段しました…
EYEVAN 7258は新入り君
これからいろんな思い出を作っていきます
メガネは長く使える物なので、これから大事に使っていこうと思います
で、お気づきの方もいると思いますが、まだレンズ交換をしてないメガネが一本あります
写真では上から2本目のMOSCOTです
これをレンズ交換しなければなりません
レンズ交換をするということは、またDOWNTOWNに行く必要があります
DOWNTOWNさんには魅力的なメガネがいっぱい置いてあります
また買いたくなっちゃいそうだなぁ…
おわり（？）