見出し画像

理論を蔑ろにする連中へ

「理論なんてどうでもいい。実践がすべて。」という人に聞きたい。
理論と実践、どちらが難しい?と。
当然、実践だろう。
理論は狭くシンプルだが、実践の場は広く複雑で、何が起こるかわからない。
ちょうど、実験室と実社会の違いのようなものだろうね。

なら、なぜいきなり難しい方をやろうとするんだ?
普通、逆じゃないのか?

こういうことが言いたいのか?
「俺は理論や基礎はわからないけど、実践で身につけるタイプだから!」
・・・おい、こいつは一体何を言っているんだ。ライオンにでもなったつもりか?
なぜ人間としての強み(知識の集積)を生かさない?
断言するが、そいつは人間にもライオンにもなり損なったハイエナだ。

つまり、ただのお遊びってことだよ。

理論に関する知識の習得をサボる言い訳として、「実践」なんていう言葉を使ってひたすら泥遊びをしてるんだ。
周りから「この人は実践経験が豊富だよね」と言われたいだけか?
それで何が身につくっていうんだ?

「でも、試行錯誤することも大事だろ」って?
それが理論を蔑ろにする理由になると思ってるのか。
基礎知識も何もないのに、実践の結果の良し悪しをどうやって判断する?
地図を持たずに彷徨うことを「試行錯誤」などという四字熟語を使って装飾するなんて、恥ずかしいと思わないのか?
少なくとも理論を蔑ろにする人間に、その判断ができるとは到底思えない。

実践を蔑ろにする気はない。
重要なのは、理論と実践を調和させることだと考える。
逆に理論だけ学んでも、それを具体的なケースに応用できなければ単なる情報の羅列でしかない。

このように、インプットとアウトプットを重ねることこそが試行錯誤と言わないだろうか?

いいなと思ったら応援しよう!