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【お遍路44】第1話最終章?
自由な時間は残り一週間と少し。
今回のお遍路さんを第37番札所「岩本寺」にて区切る事を決めました。
二日歩いて到着予定です。
そこから先はお寺間の距離も伸び、自分の自由な時間も残りすくなくなってきているので…
今回のお遍路さんが終わります。
最初は何故お遍路さんに来たのか、自分でも訳が分かっていなかった。
でも、自分がやりたいようにやっていくうちに自分なりの理解が深まって来ました。
そして、このお遍路旅で最大のご縁?が更なる理解を進めてくれました。
土佐の漁師、もりおさんとお友達のゆたかさんとのご縁です。
26日目、“これが昔からの正規ルートだから”と周りの人がいっているとの理由だけで巡航船(有料)にて進む僕。
正直、言われたままの行動に違和感を感じながら景色を楽しむ。
でもまぁ、それはそれでいいものでした。
湧いてくる地元の人たちの生活感や発展の歴史などの質問。
船頭さんに聴けばちゃんと返してくれる。
流石地元の人って感じで楽しめました^ ^
約一時間の船旅が終わり、いざ修行モードへ。
海の堤防から道に出る間、民家の隙間を抜けます。
脇では家の前で魚を捌く人が。
呼吸をする如く当たり前の動作と言わんばかりに刺身包丁を自在に扱います。
自分は以前からいつか魚を捌けるようになりたいと思っていたので食いつくように見せて貰いました。
そんな僕らお遍路チームを明るく迎えてくれたのがお友達のゆたかさん。
訛りが強く、半分いってる事がわからない職人包丁捌きの漁師がもりおさん。
もりおさんの「刺身を振舞っちゃる」のお誘いにヒラヒラと乗りお宅の中へ。
愛知の重役お遍路さん(イメージです笑)と一緒に刺身、お酒をお接待頂きました!
ゆたかさんが色々聞いてくれる中、もりおさんが食事を進めてくれ、お酒を汲んでくれます。
時間はまだ朝の8時過ぎ。
しばらくするともりおさんがお酒を注いでくれます。
が、コップにはまだ並々とさっき注がれた土佐鶴が…
一口飲んで差し出しても注いでくれません笑
なんだか知らないけど、心の中で「東京人、舐めんな」って感情笑
久々に日本酒のイッキを繰り返しました笑
同行していた重役お遍路さんは宿をとってしまっているとの事で先に立つとの事。
その方をゆたかさんが帰るついでにと途中まで乗せて行ってあげていました。
その後は二人で飲んで注がれて…
お腹もパンパン、頭グラグラ、多分まだ午前中笑
その後もりおさんが仕事に戻り、僕はそれをぼーっと眺める。
何かお返ししないとバチが当たると思い、仕事を探してみる。
思考能力1/3の脳みそをフル稼働し、お宅にあった松の手入れをさせて貰いました。(不細工にしてしまった…)
昼もたらふく食事、お酒を頂き、もりおさんが午後の漁に出ている間は堤防で昼寝。
起きて頭痛。
ボケーっと漁から帰ってくるもりおさんに一晩泊めて欲しいとお願い。
「汚い所でも良ければ」といっていただき、1番綺麗なお仏壇の前で眠らせて貰いました。
もちろん、夕飯まで、しかもビールも頂くことに!
テレビ番組さながらな経験をさせていただいています。
@daiyamori