日本のSaaSの「資料ダウンロードページ/フォーム」徹底調査まとめ!
こんにちは!橋本 大祐(@hashimoto_pres)です!
今回は、サービスサイト内の「資料ダウンロードページ、EFO」について調べました!
橋本が選んだ55サービス、全て目視で確認してまとめておりますので、資料ダウンロードページやフォームの改修の参考にしていただければと思います!
全部で4,000字ほどとなっておりますので、要点だけでもご確認ください!
それではどうぞ!!
はじめに①:一番入力項目が少ないもので2項目
一番、入力項目が少なかったサービスがモチベーションクラウドさんで2項目。
無料デモや他の資料ダウンロードでの入力項目も同じだったため、とにかくハウスリストを最大限確保し、そこからセミナーやイベントへの案内、個別相談会などに誘導しているのではと考えられます。
はじめに②:一番入力項目が多いもので11項目
一番、入力項目が多かったのがジョブカンさんとタレントパレットさんの11項目。
ジョブカンさんでは、無料アカウントを希望するかの質問やクロスセル商材のダウンロードを希望するかの質問を設けており、商談実施前にお客様の温度感や課題の幅の広さまで把握できるような設計になっており、
タレントパレットさんは、関心のあるテーマを聞くことで、営業トークに役立てることやステップメールのシナリオパターンを適切なものを配信しているのではと予想しております。
それでは、分析の結果分かったことを以下まとめていきます!
1.フォームの最初の項目は、名前派と会社名派が拮抗。
フォーム入力の完了率を上げる上で、大切なことの1つが、最初の項目の入力をスムーズに終えてもらえるかどうか。
今回の調査で全体の51%で1番最初に設定されていたのが「名前」
続いて多かったのが全体の44%で「会社名」でした。
そのため、yappliさんが最初にメールアドレスの項目を設定していた以外は、ほとんどのサービスが「名前」「会社名」を一番最初に持ってきていました。
■フォームの最初の項目
フォームの最初の項目は「名前」が51%、「会社名」が44%。
2.フォーム下部のボタンの表記は「送信」と「ダウンロード」が拮抗
▼結果▼
1位. 送信:46%(21件/45件)
2位. ダウンロード:35%(16件/45件)
3位. 確認:11%(5件/45件)
同率4位. 資料を受け取る (1件/45件)
資料請求 (1件/45件)
次へ (1件/45件)
フォームの入力が完了して、資料をダウンロードする際にクリックするボタンの表記は、「送信」と「ダウンロード」を使っているサービスが半々ほどで、確認モーダルを挟むのは全体の10%ほどという結果でした。
※bellFaceさんの「次へ」のボタンが気になり、押してしまったところ資料を請求してしまいました、、
失礼いたしました🙇♂️
ちなみに、bellFaceさんは「次へ」のボタンを押すと資料がダウンロードされると同時にカレンダーが表示されアポイントの予約ができる仕組みになっておりました。
■フォーム下部のボタンの表記
「送信」が半分弱、「ダウンロード」が4割弱。
※フォームを入力していないので分かりかねますが、もしかすると
送信はサンクスメールで送られてくる、ダウンロードはその場もしくはサンクスページよりダウンロードできるのかもしれませんが不明です。
3.91%のサービスがこの4項目は必ず設けている
91%のサービスが、
・名前
・会社名
・電話番号
・メールアドレス
の4項目をフォームの項目に入れています。
設けていないのはモチベーションクラウドさん(名前とアドレスの2項目)、formrunさんは電話番号を取得せずという結果でした。
■フォーム必須項目
「名前」「会社名」「電話番号」「メールアドレス」の4項目は91%のサービスが必須項目に設定している。
4.フォームの項目数は前の見出しの必須4項目+1~3つ追加のサービスが半数以上
グラフの通り、フォームの項目数は5~9項目が多く、
前の見出しの4項目に加えて1~3つの項目を追加で設定しているサービスが全体の60%ほど。
■フォームの項目数
5~9項目が多く、前の見出しの4項目+質問、部署、従業員規模を伺う項目の設定が多く見受けられた。
5.フォームの項目の種類は、23種類
※青色が必須項目、赤色が任意の項目
フォームに関しては、3の通り会社名、名前、電話番号、メールアドレスの4項目を聞いている企業が多く、他に2~5点カスタマイズして項目を追加している企業さんが多かったです。
■フォームの項目の種類
全部で23種類あり、商材の特性に関わらず設けられているものもあれば
広告の出稿単価や採用人数などの商材の特性によるもの、
検討状況や利用用途などタイミングやニーズを探るものまで、サービスによってバラバラであった。
6.資料ダウンロードページは2カラムが主流に。
今回の調査でも約6割のサービスが2カラムで、左側に資料の概要や画像、
右側にフォームという構成になっておりました。
画面をスクロールせずに、情報が全て入ってくるので、ダウンロードページからの離脱率は下がりそうですね。
■資料ダウンロードページの構成
2カラムが全体の6割ほどとどんどん増えている印象。
画面をスクロールする必要がないために離脱率が下がるのではと思われる。
今回の調査で参考にしたいと思った/気になったもの
1.メールアドレスのドメインから会社名を推測する機能
メールアドレスを入力すると、会社名の候補が表示され、会社名の入力の手間が省ける機能。
会社名を入力するのはそこまで負担にならない気がしますが、ユーザとしてはこれまでに体験になると思うので、少しテンションが上がることでフォーム完了率も上がることも考えられなくはありません。
商談の時のアイスブレイクにもなりそうですよね!
2.メールの署名コピペでの、自動入力
メールで使っている署名をコピペすることでフォームの入力が必要なくなる機能。
ユーザーとしては入力の手間は省けますので、ありがたいですよね。
考えどころとしては、メールの署名をコピーするために、このページから他のページに遷移してしまい、そのまま離脱してしまわないかということ。
フォームの入力完了率も合わせて気になるところです。
3.サービス導入の検討度合いや目安の時期を伺う項目
これはSATORIさんを始め、全体の15%ほどの企業さんが入れていた項目。
お客さんの検討状況が分かるため、営業側でも提案資料の準備をこの項目に合わせてできることや、リードタイムが読みやすくなるなどのメリットがありそうですね!
これはいつか項目として設けたいなと思いました!
4.「営業からの連絡を希望しない」のチェック欄
これはTeamspritさんのみ項目として設けていました。
この項目をつけることで、営業が荷電できるリードの数は減ってしまうかもしれませんが、お客さんは自分のペースで検討ができたり、自分の時間を奪われないなどのメリットがあるために該当のサービスに良い印象を持つ可能性がありますね。
ホワイトペーパーなどサービスへの興味が遠い資料に関してはこの項目をつけると、営業活動を効率化でき、お客さんの体験も損ねないなどのメリットもありそうなので、サービスから少し離れた資料のフォームには設けるのはやってみたいです!!
以上、橋本が独断で選んだSaaS55サービスのサービスサイトにおける「資料ダウンロードページ、EFO」に関する調査でした!
このnoteをご覧いただき、1人でも多くのお客様との出会いを生むキッカケにしていただけますと幸いです。
今回の調査の対象は橋本が独断と偏見で選んだサービスですので、参考程度に見ていただければと思います。
普段はTwitterで発信をしておりますので、このnoteのフォローと合わせて
フォローいただけますと幸いです。
橋本 大祐👨💻SaaSマニア×事業を作る人🔥
以下、今回調査したサービス一覧です。
▼全55サービス▼
ADEBiS
AI analyst
b dash
backlog
bellFace
BizteX cobit
Buzz Spreader
Chatwork
CLOUD SIDN
esa
ferret One
fondesk
FORCAS
formrun
freee
HERP Hire
Holmes
HR Brain
HRMOS 採用
HubSpot
jinjer 勤怠
KARTE
Kibela
kintone
LINE WORKS
MF決済
MIERUCA
MISOCA
NP掛け払い
RECEPTIONIST
Repro
RICHKA
sansan
SATORI
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