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日本の主要SaaS50サービスの「料金ページ」の調査で分かった6つのこと

こんにちは!橋本 大祐(@hashimoto_pres)です!

今回は、元々業務の一環で調査していた「サービスサイトの料金ページ」について、色々気づきがありましたので、noteでまとめることにしました!

母数が橋本が選んだ50サービスですので偏りがあるかとは思いますが、ぜひサービスサイトの改修の参考にしていただければと思います!

では全部で3,000文字と少し長いですが、どうぞ!!

①78%のサービスがサイト内に料金に関する情報を載せている

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78%のサービスがサービスサイト内で料金に関する情報を掲載していました。
(68%が料金ページを設けており、10%のサービスはトップページに掲載)

料金に関する情報を掲載していないサービスの特徴としては、月額10万円〜のサービスが多く、もう少し安いサービス、アカウント課金/従量課金のサービスは料金を公開しておりました。

料金を公開していないサービス(一例)
・b dash
・KARTE
・HARMOS 採用管理
・RICHKA

②約18%のサービスは料金の情報はあっても金額は非表示

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料金の情報を掲載している39サービスの内、7サービスは具体的な金額は非公開にしておりました。

③料金ページに合わせたCTAを設置しているサービスは52%

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料金ページに合わせたCTAというのは、上の画像のような「お見積もり」「料金表ダウンロード」「料金について聞く」等を指します。

※フリーミアムの場合は、「無料で試す」などの方がCVRが高い可能性があるため、この集計からは除外しました。

料金ページに合わせたCTAを設置しているのは、52%。
残りの48%の企業は、全てのページで「資料請求」「お問い合わせ」のCTAを使いまわしており、勿体無い印象を受けました。

④料金の表示方法は大きく2パターン

料金の表示方法は、主に2パターンありました。
こちらは、料金ページの構成やデザインというよりも、そもそものプライシングに起因するため、割合が高いものが良いという訳ではありませんので、ご注意を。

1.複数プラン比較

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使える機能や利用可能人数などによって、プランを分けたものです。
39サービスの内、27サービスがこの表示の仕方をしておりました。

ここで気になったのが、プランは
・左から右に金額が大きくなる(→)
・右から左に金額が大きくなる(←)
の表示方法はどちらが多いのかです。
2の後に記載しますが、皆さんはどちらだと思いますか??

2.初期費用+月額費用/従量課金(+オプション)

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非常にシンプルに「初期費用」と「月額費用」を記載したものです。
ただ、この上の画像のように〇〇円「〜」とついているので、
この表示方式11件の内7件が、「お見積もり」「料金プランを相談する」というCTAを設置しておりました。

料金ページで複雑に見せてしまうよりも、このページはシンプルに表記し、商談時に詳細を説明するという意図だと思われます。

⑤プランの金額は→と←のどちらに大きくなる比較表が多いのか?

(この見出しのみクイズ形式ですw)
先ほどの見出しの1で出てきた「プランの比較表」。
こちらどういうものか下の図でご確認ください。

・左から右に金額が大きくなるのが下の図(→)

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・右から左に金額が大きくなるのが下の図(←)

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です。

今回の調べでは、
・左から右に金額が大きくなるのが下の図(→):21/27(約78%)
・右から左に金額が大きくなるのが下の図(←):5/27(約18%)
・上から下に列挙:1/27(約4%)
という結果で、

左から右と→の向きに金額が大きくなるサービスが非常に多かったです。

⑥複数プラン比較の形式では6割が3つのプランを設定

今回の調査での料金プラン数は下記グラフのような数となっており、

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平均3.1個、6割のサービスが料金プラン数が3つに設定されておりました。

⑦橋本の今回の調査で参考にしたいと思ったもの

1.ユーザーのニーズに合わせたCTAの設置

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上記でも料金ページに合わせたCTAの調査を行いましたが、
そのCTAの中でも特に秀逸だなと思ったのが
カオナビさん(左)とbellFaceさん(右)。
ボタンだけでなくボタンの上のテキストも、ユーザーニーズを捉えており、
本当に検討していたら間違いなくボタン押すなと思いました!

2.非常にシンプルでわかりやすい表示

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ferret Oneさん(左)とesaさん(右)。
いくら費用が掛かるのか、本当にシンプルに表現されており、分かりやすいなと思った事例です。

3.年間契約を選択できる

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HubSpotさんの料金ページでは「月次払い」か「年間払い」かを選択でき、
料金ページ上でボタンを押して年間払いで契約を行うことが可能です。
今回調査した50サービスでこの機能を搭載していたのはHubSpotさんだけでした。

4.料金表のすぐ下にフォームを設置

FireShot Capture 006 - 料金体系 - 「楽楽精算」 - www.rakurakuseisan.jp

楽楽精算さんが実施しているもので、これはテストして検証したいものですが、唯一ボタンでお問い合わせページなどに遷移させずに料金表のすぐ下にフォームを設置しています。

これによって、どれくらいお問いわせ完了率やお問い合わせ数が変化するか検証してみたいと思いました。

5.プランの項目にお客さんのメリットを記載

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商材によってもできるできないかはあると思うのですが、BizteX cobitさんの上の写真のプラン比較表は、「平均業務改善時間」を記載しています。

多くのサービスが機能の差分を記載する中、ユーザーが見たときにより自分たちのメリットが分かりやすくなっています。
一部、「こういう方にオススメ」といった表記をしているサービスもありますが、具体的に数字で表記しているものは他にありませんでした。


以上、橋本が独断で選んだSaaS50サービスのサービスサイトにおける「料金」に関する調査でした!

このnoteを見て、料金ページを改修し、1人でも多くのユーザーさんとの出会いを生むキッカケにしていただけますと幸いです。

今回の調査の対象は橋本が独断と偏見で選んだ50サービスですので、参考程度に見ていただければと思います。


普段はTwitterで発信をしておりますので、このnoteのフォローと合わせて
フォローいただけますと幸いです。

橋本 大祐👨‍💻SaaSマニア×事業を作る人🔥

また、bosyuにて情報交換をしてくださる方を募集しておりますので、こちらもご興味あれば、お気軽にお申し込みください!!

以下、今回調査したサービス一覧です。

ADEBiS
AI analyst
b dash
backlog
bellFace
BizteX cobit
Buzz Spreader
Chatwork
CLOUD SIDN
esa
ferret One
fondesk
FORCAS
Formrun
freee
Holmes
HR Brain
HRMOS 採用管理
HubSpot
jinjer 勤怠
KARTE
Kibela
kintone
LINE WORKS
MF決済
MIERUCA
MISOCA
NP掛け払い
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