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【林修の今でしょ!講座に出演!】やましたひでこさん『1日5分からの断捨離』試し読み公開!【今こそ断捨離はじめよう!】

2022年1月25日放送の「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系列)は、
今こそ、断捨離スペシャル!

”断捨離”の提唱者、やましたひでこさんが講師として出演されています。

【7万部オビ】1日5分の断捨離

「断捨離は、まとまった時間がないとできないのでは?忙しくて無理……」「やるからには、ちゃんとやらないと」
「あまりにモノが多くて何から始めたらいいのやら…」

そんな方に朗報!
断捨離は1日5分からでも、気が向いたときでも出来るのです。

目の前のたった1つからでも大丈夫。
たったの5分でもいいのです。

断捨離を気軽に始められる!と大好評の『1日5分からの断捨離』の一部を試し読み公開いたします!

第1章 玄関の断捨離

断捨離1

「いらないビニール傘」を捨てる

傘は「用心」の象徴です。 
誰でも雨に濡れたくはないですよね。でも、雨は毎日降るわけではない。たいていの人はそのとき、その場の雨が防げたらいいと思っています。
「用心」のために折り畳み傘を常に持ち歩いている人もいますが、ふだんは傘を家に置いている人も少なくないでしょう。
そんなとき、ざあっと雨が降り出したら、飛び込んだコンビニでビニール傘を買うかもしれません。ビニール傘はあくまでそのとき、その場だけのモノ。帰り道に雨をしのいでくれたあとは「お役御免」となってしまいます。
買って使って捨てる。そんな使い捨ての意識はあっても、傘という物体があるかぎり、捨てることなく傘立てに突っ込んでおきます。こうしてビニール傘がどんどんたまっていくのです。

雨に遭遇するかもしれない頻度に対しての「用心」が基準になっているため、無限に持っておきたい、置いておきたい。必要以上にあることに対して無自覚になりやすいのです。傘は本来、一人1本あれば十分です。

少々高価でも大事に使いたい傘、お気に入りの傘が1本あれば、雨の日が待ち遠しくなります。今、傘立てにはビニール傘が入っていますか? もし、家族の人数分以上のビール傘が突っ込まれていたら、それを間引いていきましょう。

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傘立てのない空間
傘は必ずしも傘立てに立てなくてOK。使った後、乾かして扉の中に収納したっていいのです。
現在、折り畳み傘1本を愛用中。だからここに長傘はありません。
もちろん「傘立て」もいりません。

「今、履きたい靴」を3足選ぶ

靴は「行動」の象徴です。靴を履いて、いろいろな場所に出かけていく。いろいろな人に会いに行く。そんな期待が込められたモノです。
どんなモノでも用途別にそろえると、数は無限に増えていきます。靴はまさに用途別、つまりTPO別。
私たちの頭の中には、靴を履いたさまざまなシーンが無限に浮かんできます。このときはこの靴、あのときはあの靴。その思考と、実際の空間・時間の整合性がとれないため、靴はどんどん増え、靴箱はぎゅうぎゅうになっていくのです。
今、靴箱には、何足の靴が入っていますか。しばらく履いていない靴が並んでいませんか? なんとなく足に合わず敬遠している靴はありませんか?
そこで、「これは捨てよう」と思う靴ではなく、「これは履きたい」と思う靴を選んでみましょう。身につけたい、おしゃれを愉しみたいという前向きな気持ちを尊重します。
基準は1シーズン3足です。パンプスやサンダルが3足、ほかにスニーカーやつっかけなど用途のちがう靴が1〜2足。
私は今年、春夏シーズンで2足しか履いていません。いつもながら、少ない靴のヘビーローテーション。履き心地がよく、どんなファッションにも合うサンダルです。

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靴屋さんのようにディスプレイする
玄関の脇にあるシュークローゼット。理想は5 割以下収納。1 足1 足の美
しさが引き立つように収めます。
どんな服にも合う2 足ローテーション
2 段目に並んだ、同じ形で色ちがいのサンダル。交互に履いて履きつぶして、ひとシーズンで「おつかれさま」。
「いかに収めるか」でなく「いかに空けるか」がポイント。

「いらないブーツ」を断捨離する

ブーツは「憧れ」の象徴です。
ロングブーツ、ショートブーツ、それぞれの流行が過ぎ去って、最近は「流行がないのが流行」だとか。
「流行じゃないから」と箱にしまい込んでいたお気に入りブーツを引っ張り出してきて履くもよし。ところが引っ張り出したとき「やっぱりちがうな」と思ったら、お別れしてもよさそうです。もちろん、ただなんとなく靴箱に放置されているブーツは、断捨離の第一候補。
私にとってのブーツは「乗馬」の象徴です。
2018年から始めた乗馬レッスン。友人の諏内えみさんと共に、時間をみつけては広大なファームへ出かけます。乗馬ウェアに全身を包み、ブーツでびしっと引き締めたら、心は麗しき騎手。乗馬はスポーツのなかでも唯一、動物と共にある特殊なスポーツです。馬とのコミュニケーションがとれなくては成り立ちません。
馬は人を見る目に長けており、ストレートに反応してくるため、自分をごまかすことができません。虚勢を張っても、馬はお見通し。
乗馬とは、シビアに自分自身を問うことになる。まったくもって断捨離と同じですね。

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来るシーズンへ向けて待機中
ブーツは3 足。真ん中はふだんのおしゃれブーツ。左のロングブーツ、右のショートブーツは乗馬ブーツ。
シーズンが終わったブーツも箱に入れてしまい込んだりしません。

玄関マットのお手入れをする

玄関は、外と内をやんわりとつなぐ大切な場所。
わが家は極力、「何も置かない」ことを心がけています。正確にいえば、1枚の玄関マットをはらりと置いているだけ。
柄は大胆ながら繊細、はっとする色合いのマットです。ペルシャじゅうたん「カシュガイ」を求めてネット検索し、大好きな動物が描かれた1枚を手に入れました。三和土から室内へ、段差の代わりにマットが「ここから家の中ですよ」の目印です。
靴はウォークインのシュークローゼットへ。傘は乾かしてから同じくクローゼットの一角へ。スリッパやスリッパ置きは持たず、飾り棚もコートハンガーもない、そんな玄関空間です。
さあここで考えたいのが、玄関マットの「要・適・快」。あなたの家にある玄関マットはウェルカムの気持ちを表現していますか。
清潔感を保っていますか。ただ漫然とそこにあり、スッキリ感を遮ってはい
ませんか。
玄関マットは、その空間も含めて、お手入れはなかなかの難儀。心地よい
つきあいができていないと感じたら、断捨離候補にしてもいいでしょう。
私は、普段からこまめにマットに掃除機をかけます。ときどき干して呼吸
させることも忘れずに。汚れがついてしまったら早めに洗濯屋さんに出しま
す。

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動物柄のウェルカムマット
イランの遊牧民が織ったペルシャ絨毯「カシュガイ」。
大好きな動物柄でおもてなし。

玄関スリッパを断捨離する

「お客さまにスリッパを出さないと失礼なのでは」という思い込みはありませんか。
ひとまず玄関にスリッパを常備しているものの、使う機会のないまま放置しているお宅もあるでしょう。
つまり、玄関スリッパは「いるものだという思い込み」の象徴といえます。
もしかしたら、スリッパを履くような大きな邸宅、上質社会への憧れが残っているのかもしれません。
玄関スリッパはあってもよし、なくてもよし。家の中で素足かスリッパを履くかは、それぞれの生活スタイルです。
わが家は、玄関スリッパを置いていません。素足で歩きまわるのが気持ちいいからです。
コロナ禍に始めた「断捨離ヨガ」のオンラインレッスンでも、もちろん素足。いつも素足で冷え知らずです。
床をピカピカに磨き、きゅきゅっとした感覚を足の裏で味わう。お客さまにも「素足でおあがりください」とお伝えしています。 玄関スリッパは、じつは手入れも簡単ではありません。こまめに洗濯しづらく、清潔に保つのは至難の業。
同じくスリッパ置きも汚れやほこりの温床となりがち。それなりのサイ
ズもあり、限られた空間を圧迫しがちです。
履く機会のないスリッパ、そしてスリッパ置きが、玄関のウェルカム空間にふさわしくないと感じたら、思いきって断捨離しましょう。

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リビングで「断捨離ヨガ」してます
ヨガマットを1 枚敷いて、画面の向こう側の皆さんとのび
のび体を動かしています。

第2章 リビングダイニングの断捨離

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ダイニングテーブルの上からモノを取り除く

ダイニングテーブルは「集い」の象徴。思わず集いたくなる演出をする場です。
テーブルの上に何も置かれていない――これも演出の1つです。
集いの時間でないとき、集いの機能を果たしていないとき、いつもゼロベースにしておかなければなりません。置いてもいいのは、現在進行形のモノだけ。
朝食を終えたのにいつまでも食器がそこにあったら? 
朝食という集いはすでに終わっているのです。食器を片づけ、まっさらな状態にしてから、「じゃあ、次の集いを演出しようか」となる。その繰り返しです。
まして調味料セットが常備されていたり、書類が積みあがっていたりしたら、集いの演出のスタート地点に立てません。

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演出にはそれぞれテーマがあります。ダイニングだからといって「食」にかぎらず、勉強だったり、仕事だったり、遊びだったり、その演出は変幻自在です。
わが家のダイニングテーブルは、天板が200センチ×100センチのビッグサイズ。
これをふたつくっつけて正方形にしてミーティングをしたり、縦に並べて宴会をしたりしています。折りしもコロナ禍、「ディスタンス」をたっぷりとった集いがたびたび行われました。

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ソファの上からモノを取り除く

ソファは「憧れ」の象徴。リビングにソファがあることで、団欒があり、くつろぎがあり、もてなしの時間があると、私たちは「勘違い」しています。
はっきり申し上げて、ソファはまったくの無用です。
モノはそれぞれ「お役目」を持っています。日本の小さな住空間で、ソファのお役目を生かすことは簡単ではありません。本来、ソファは食後、ゆっくり会話しながらお茶を飲むためのもの。
ところが、私たちときたら……。ソファの前に腰を下ろし背もたれにするか、脱ぎ捨てた服と読みかけの雑誌の仮置き場にするか、ではないでしょうか。
ソファは大空間に堂々と置かれなければなりません。ソファのまわりはぐるりと一周歩けるスペースがほしい。ペタッと壁にくっつけて収めるものではないのです。

また、住空間とソファの雰囲気がマッチしないこともしばしば。ケーキとおまんじゅうのように、そもそもテイストがちがうのです。
たしかにソファでごろんとするのは気持ちいいですよね。私も何度か「失敗」をしてきたので、つい手を出したくなるのはわかります。
すでに持っているソファを取り除くのは、断捨離のなかでも上級編。ソファの断捨離までたどりつける人はごくわずかです。
そこで第一歩として、ソファの上にあるモノを取り除きましょう。モノ置き場でなく、身を置く場としてのお役目を復活させる。
そのうえで、ソファの本来のお役目をもう一度、自分自身に問いかけてみたいものです。

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ルンバが動きやすい床を目指し、モノを取り除く

今は大活躍のとある断捨離トレーナーさん。「断捨離して変わったこと
は?」とお聞きすると、「床が見えるようになった!」と即答しました。
じつはこうおっしゃる方は多いのです。荷物に隠れていた床がよみがえるにつれて、気づかなかった汚れやホコリが目に飛び込んできます。何より汚れやホコリはスッキリした空間にはそぐわない。そう感じると、身体が自然に動きだすようになるのです。
そこで、掃く・拭く・磨く。
じつを言えば、もともと掃除が好きなほうではなかった私。いそいそと「掃く・拭く・磨く」をするようになったのは、モノの断捨離にせっせと励むようになってから。「掃く・拭く・磨く」ことで、その気持ちよさを存分に味わったからです。とはいえ今は便利な世の中。掃き掃除はすっかり「ルンバくん」におまかせです。
私は彼が動きやすいように、せっせとモノを断捨離するのみ。いくらお掃除ロボットが優れものでも、肝心の床がモノでいっぱいだったら彼はす
ぐにストライキを起こしますからね。
汚れやホコリが一掃されたら、クイックルワイパーで拭き掃除を。そして最後にはいつくばって床を磨きます。
手を動かし足を動かせば、スポーツジムに通うよりも運動になり、部屋もピカピカになります。
さあ、今から1つでも余計なモノを断捨離して、余分なお掃除の手間を減らしてくださいね。

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ホコリがたまりやすい飾りを5つ断捨離する

お気に入りの小物、家族の写真、季節の花……。インテリアとして、自分の思いの表現として、いろいろ飾るのは愉しいですよね。それらのモノ、ケアは行き届いていますか? モノは増えれば増えるほどその存在を消し、忘れ去られていく運命にあります。
 
「モノを飾る」ことにおいて、私がお手本にしているのが「お茶」の世界です。空間を、掛け軸と一輪のお茶花でしつらえ、一服のお茶を点てて季節を味わう。
お茶花の凛としたたたずまいが引き立つのは、その周囲に空間があるからです。余分なモノがごてごて飾られることなく、余計な計らい、過剰な演出もないからです。
あるのはさしずめ余白――。いうまでもなく断捨離とは、余計なもの、余分なものを引き算していき、余白の美しさを愉しめるようになること。何もないからこそ、1つの置き物、一輪の花さえも、その存在を際立たせる力を持っているのです。
私たちは床には何かを置くことに熱心で、壁に何かを飾ることに腐心しています。置くのではなく、積み上げる。いえ堆積させる。
それによって住まいは窮屈で鬱陶しくなり、清々しさからは遠のいていくばかりです。
お茶とは始末の行動アート。お茶とは余白の空間アート。空間の力、モノの力、行動の力が見事に融合しています。
年に数回、顔を出すお茶席は、そんな断捨離の真髄に気づかせてくれるのです。

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ごちゃごちゃになったコードをカゴにまとめる

水平面にモノを置かない、をモットーにする私は、書斎のチェストやベッドやサイドボードはできるだけ脚つきのモノを選んでいます。掃除しやすいうえに、インテリアとして見栄えもいいですからね。
ところが、テレビや冷暖房、デジタル機器などのコードがぐしゃぐしゃと床に絡まっていたら、空間の美しさも台無しです。
そんなとき、ぴったりサイズのカゴにコード類をすっぽり収めてしまいます。視覚的な「うるささ」を消し、スッキリした印象になりますよ。
もう1つ、頼もしい存在が「デジタルのカゴ」です。カメラ、レコーダー、イヤホン、USBメモリ、充電器などのハンディ機器やコード類は、そのカゴで一元管理。用途でまとめているので行方不明になりません。
収め方もぎゅうぎゅうに詰め込んだりせず、「何がどこにあるのか一目瞭然」をキープして。
特にこんがらがりやすい充電器のコードやイヤホンは、タオル地の髪ゴムで束ねています。ホテルのアメニティグッズにあるもふもふした髪ゴムです。輪ゴムとちがって扱いやすく、見た目もキュート。
このように、どんなときも使いやすさと美しさを両立させることを考えます。

1日5分からの断捨離-24

1日5分からの断捨離-25

部屋のすみっこまで美しい
家具の陰に隠そうにも隠しきれなかった「残念な光景」が一変します。
まとめれば掃除もしやすい
配線まわりはホコリの温床。カゴを持ち上げて床掃除を、カゴの中は集中的にホコリとりを。

断捨離コラム
「3つの水平面」にモノを置かない

断捨離4

リビングチェストを便利に活用
何が入っているかすぐにわかるんです

断捨離


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