料理研究家・ウー・ウェンさんの、すっきり清々しく快適に暮らす秘訣を大公開!
『本当に大事なことはほんの少し』(ウー・ウェン 著)を2021年9月18日に発売いたします。
心地よい暮らしをしたい。もっと丁寧に暮らしたい。
素敵な暮らしをしている人の話を聞くといつもそう思います。
一念発起して、毎日頑張って凝った料理を作ってみたり、毎日入念に掃除したり、なぜかアロマキャンドルを衝動買いしたり……でも続かない。
同じような経験がある方も多いのではないでしょうか。
気持ちよく暮らすために必要なことは、実はとてもシンプルなんです。
『本当に大事なことはほんの少し』では、歳を重ねてもなお明るくクリアに生きている人気料理研究家のウー・ウェンさんが実践している暮らしの工夫や考え方を豊富な写真とともに紹介します。
・家の食事は、変わったものは作らなくていい。
・裏表なく本音で生きる。
・姿勢よく立ち、はっきり話す。
・モノ・コト・ヒトのよい面を見る。
「物事を複雑にせず、シンプルにすること」が快適な暮らしの秘訣であるという哲学に貫かれたウー・ウェンさんの生き方は清々しさに満ちています。
ウー・ウェンさんの暮らしの工夫を、少しだけお見せします!
毎朝500mlの白湯を飲む
ウー・ウェンさんが毎朝歯磨きの次にすることは、コップ2杯の白湯を飲むこと。
中国では生水を飲まず、冷たいものは好まないそうです。飲み物でも食べ物でも、体温より低い温度のものを体に入れると、内蔵に負担がかかってしまうと考えられているから。起きたての白湯は体のすみずみに水分が染み込んでいくようで、すごく気持ちがいいそうですよ。
風邪知らずの秘訣は温かいスープと睡眠
ご自身も、ご家族も風邪知らずというウー・ウェンさん。その秘訣は食事にあるそうです。とにかく体を冷やさないことが大事。風邪のひきかけを乗り切るには、水分を取り、体を温め、眠るという3つが一番の薬なのです。
体の不調で食欲がない時にぴったりの、しょうがと長芋の豆乳スープのレシピをご紹介します。
①調整豆乳500mlを鍋に入れて温める
②膜が出ないよう混ぜながら、中火くらいの火加減で少しとろんとするまで煮る
③煮ている間に長芋200gぐらいとしょうが1かけを皮をむいてすり下ろす
④豆乳が沸いたらすりおろした長芋を加え、混ざったらしょうがを加えて加熱する
⑤仕上げに塩をふり、パセリを散らす
このスープを飲んで早めに眠れば、風邪っぽさは吹き飛ぶそうです。
リビングは本当はなくたっていい
住まいの中で一番大切なのはキッチン、次に大事なのはベッド。ご飯を作って食べてゆっくり寝ることが、元気に幸せに生きる秘訣です。ウー・ウェンさんは、広いリビングルームはほぼ使わず、ほとんどの時間をキッチンで過ごしているそう。これから家を作る人へのアドバイスは、毎日使う場所であるキッチン、寝室、にお金をかけたほうがいいそうです。住まいでもう一つ大事なものはダイニングルーム。人が集まるダイニングテーブルはできるだけ大きいほうがいいのです。
最後にはじめにから一部引用します。
本当に大事なことは、ほんの少しだけです。「自分で選び、自分で決める」こと。私の選んできた暮らし方を、この本ではすべてお見せします。「こんな考え方もあるんだ!」と驚いたり笑ったりしていただいて、みなさまの心が少しでもふわっと軽くなりますように。
(「はじめに」より)