國文研部録 「小説の書き始め方」/晴牧アヤ
こんにちは、僕です。はじめまして。
今回担当の晴牧アヤと申します。以後お見知りおきを。過去にこのアカウントで僕の作品が投稿されていますので、よければそちらも読んでいただけたらと思います。強欲ですね。
では、早速本題に。今回は、國文研らしく「書く面白さ」について語っていけたらと思います。
まず初めに、こんな話から始めてみましょう。
僕は高校でも、この國文研のような文芸系の部活に所属していました。それで、高校・大学のどちらでも、実は入部者全員が経験者ってわけではなかったんですよね。小説なんて書いたことないけど高校の文芸部に入部してみた、または大学に入ってこの國文研に入部してみた、といった具合ですね。勿論ある程度本とかが好きじゃないと入らないとは思うんですけど、なんとなく気になるから入った、っていう人も珍しくないです。
それで、なんでこんなことを言い始めたかといいますと、案外初心者が書く小説ってバカにできないんですよね。いや人の創作物をバカにするなんて良くない事なんですけども。僕が言いたいのは、むしろ初心者ほど良い物を書いてくると言っても過言じゃないってことです。
これを聞くと、「自分も小説書けるかも」とか思ったりする方がいるかもしれないですね。それで良いんです。善は急げとも言いますし、書きたいと思ったらすぐに書いてみてください。
実際ですね、僕の場合もそんな感じのきっかけで始めました。「こんな小説書いてみたら面白くなるんじゃね?」と考えた中学生の僕は、すぐさまペンを握っていました。ちなみにガチのペンです。レポート用紙に頑張って書いてました。まあ当時のものは見れたものじゃないですけど。
話が逸れちゃいましたね。結局何が言いたいのかというと、なんでもいいから小説書いてみようぜ、ってことです。最初は技術とか考えずに、頭の中のストーリーをそのまま書き出してみる。それができたら、もう作家を名乗っていいと思います。
上手い下手なんかどうでもいい。趣味で書いてるなら、自分が気に入る作品ができるだけでいいんです。まあ、だんだんそれが難しくなってくるんですけどね。
けど、自分が好きなシチュエーション、物語を生み出していくっていうのは、やはり楽しいことなんですよ。ちなみに僕は百合が好きです。
しかしながら、ここでちょっと注意点を。売れたいが為に書くのは止めた方がいいです。いや、承認欲求そのものを否定しているわけではなくて。もちろん僕にも承認欲求というのはありますし、読んでもらえなかったら悲しいです。
ですが、それはあくまで副次的なもの。僕はそもそも小説家を夢に書いているわけじゃなくて、楽しいからやっているだけです。端から売れることだけを考えて、別に好きじゃないのに流行りをおさえて書いても、面白い作品が生まれるかどうかは考え物です。
まあ、ある程度売れてくると、ニーズだとか求められてくるものが増えてくのでなんとも言えない場合もありますけどね。少なくとも初心者が考える事ではないです。要は、楽しむことを第一に書くことを始めてほしいってことです。
とまあ、こんな感じで今回は終わらせて頂きます。いかがでしたでしょうか。今回はどちらかというと、小説執筆をしてことない人向けの記事になっちゃいましたね。これを読んで書きたくなってなってきたり、また前々から書いてみたかったけど踏み込めていない人の助けになってたりしたら嬉しいですよね。
というわけで、今回の担当は晴牧アヤでお送りしました。次回もお楽しみに。それでは、ばいばーい。
……なんかラジオパーソナリティの締め方みたいになっちゃった。