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2025年1月23日レコーディング「登り初め」
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運動
蛭ヶ岳登山 18.47km
朝は5時起き。
やや寝不足気味。
それでも登山には行けそう。
準備をして家を出ました。
登山口の到着時刻は9:30を過ぎていました。
遅い出発ですが、これが一番最善のスケジュール。
装備を整えて出発しました。
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蛭ヶ岳はすぐにコースが分かれます。
今回は3度目。
どちらのコースも経験済みです。
黍殻山方面に一度向かう方が変化があって精神的に楽。
それは分かっているのですが今日は遅い出発でした。
少しでも時間を短縮するため、八丁坂ノ頭直登コースを選択。
変化のない景色の中。
急な坂を一気に1000メートル登り続けるルートです。
救いとなるのは割と凹凸がないこと。
他の丹沢山系のように階段もありません。
自分のペースで歩けるのです。
これは大きい。
少しずつジョギングを再開したせいか体力に余裕を感じました。
……でも、八丁坂ノ頭に着く頃にはヘトヘト。
どうやら幻想だったようです。
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八丁坂ノ頭から姫次まではかなり平坦な道。
自然の中にいることを感じられる気持ちの良い歩きができます。
すぐに姫次に到着です。
運転中に飲む予定だったコーヒー。
タイミングがなくて結局上まで持ってきてしまいました。
バナナバームクーヘンと一緒にブレイクタイムです。
春を思わせる陽気の中、おいしくいただきました。
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姫次から先は一度大きく下り、その後はアップダウンの連続。
これが蛭ヶ岳の辛いところ。
しかも積雪が多く見られるようになりました。
山の積雪は平地のように均一に積もったりしません。
あるところでは雪が深くなり。
別のところでは全くなく。
ムラのある積もり方になります。
風の吹き溜まりや日向のあるなし。
おそらくそういった理由でしょう。
怖いのは階段の上に積もった雪。
踏んだ瞬間にいつズルっと行くかわかりません。
何度か歩いたので案外すべらないことは分かっているのですが……。
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4回の残り0.4km看板を通過し長い階段を登って頂上へ。
ぼんやりとですが今回も富士山を眺めることができました。
頂上手前で見る富士山より二回りほど大きく見えます。
手前の檜洞丸はほぼ重なっていたのに今では完全に見下ろしています。
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穏やかで一月にしては暖かい陽気。
それでも県一番の高所では風が強く吹く。
アルコールストーブに火をつけお湯を沸かす。
ついでに手をかざして暖を取る。
この瞬間も、登山では結構楽しいものです。
やっと沸いたお湯にラーメンを入れ茹でる。
スープを入れて最後に炒めた野菜を乗せて塩ラーメン。
最近は一番好きな味です。
富士山を真正面に捉えてラーメンをすすりました。
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調理道具を片付け、身支度をします。
下りの方が力がそのまま下に向かうので心配。
念のためにチェーンスパイクを装備。
日が落ちてからの歩行が短くなるよう急ぎ気味で歩き出しました。
といいつつ、富士山全体が見え出すと足を止めて撮影。
なかなかスムーズに歩き続けることはできません。
積雪地帯を抜けてチェーンスパイクを外す。
時折、ぬかるみに足を取られつつ姫次に戻る。
明るいうちにヘッドライトを装備。
どんどんと先に進みます。
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八丁坂ノ頭から道を折れ、急坂ルートに進入。
ここからはひたすら登山口を目指して降り続けます。
段々と日は落ちて薄暗く。
風はそよと頬を撫で体を冷やす。
完全に暗くなる前にヘッドライトを点灯。
前回の雲取山登山同様、オーディブルを再生。
完全な尾根道でクマとの遭遇はほぼなさそう。
でも、山の闇というのはやはり恐怖を感じます。
遠く青根の集落の灯りを眺めながら足を動かし続ける。
夜の下り坂は永遠に続くよう。
焦ることはなく。
疲れても余力があって。
ヘッドライトが示す光の輪に向け淡々と足を伸ばします。
入り口の薄暗い林に入り車道に足をつけるとホッと一安心。
明るいうちの自然は楽しい。
しかし夜は不安な気持ちにさせるもの。
足が舗装道路を捉えると文明に守られている気がするのです。
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登り終えてお汁粉をすする。
急登に登り返し、暗い中の下山。
面倒なことばかりだったのに、登り終えたら清々しい気持ち。
今回も最高の登山でした。
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