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ワンピースオンアイス⑥再演

ワンピースオンアイスの再演(2024年版)について書きます。
ワンピースオンアイスは、2023年初演の初日に2回見ており、今回(2024年版)は千秋楽公演を観たので、本当に最初と最後を見たことになります。
また、両年とも配信(マルチアングル)を購入しています。

昨年の感想についてはこちらにまとめています(5本書きました)。

この記事では、昨年と重なることは省き、今年変化した部分を中心に書きます。
後半は、初めて利用したファミリーボックスについての感想、備忘録です。


2024年再演での変更点

演出パワーアップ

出演者本人たちからの発信があった通り、今年は昨年以上に出演者・スタッフ側の気合が伝わり、実際に表情や振付、細かい所作などにも変化があったように感じました。バトルシーンなどは、リンクが広くなったせいもあるかもしれませんが、よりスピードアップしていたようにも感じました。
また、会場の変更の影響もあるかもしれませんが、プロジェクションマッピングも増えていて、よりキレイに明確に見えるようになっていた気がします。効果音が増えたという話も出ていました。
個人的には、音響がよい会場になったことで、より音楽もクリアに美しく聴こえた点がとても印象に残りました。

音もプロジェクションマッピングも、とにかく綺麗でした

スペシャルフィナーレ追加

昨年は通常のアイスショーのように、フィナーレでは出演者全員が登場して、周回がありました。撮影OKでしたので、SNSで話題にもなりました。
今年はフィナーレに曲目が追加され、麦わらチームだけなく、アラバスタ王国の人々やバロックワークスも含め出演者全員に見せ場がありました。特にバロックワークスのメンバーは、後半では別の役を演じるため衣装チェンジがあり、昨年のフィナーレではその姿ではなかったので、新鮮でした。
撮影タイムもグループごとに位置を決めて立ち止まっていたので、撮影しやすく、またそれぞれのチームの個性もあって、やりとりを見るだけでも面白かったです。

グループごとにポーズを次々と披露してくれました

今年は何といっても、4公演全てで、きただにひろしさんの主題歌の生歌唱があったことが大きな目玉となっていたのではないでしょうか!これは原作・アニメファンが嬉しい企画だったのではと思います。出演者のみなさんも喜んでいましたし、きただにさんご本人がとても気さくで親しみやすいお人柄の方で、すっかり溶け込んでいたように感じました。SNSでも積極的にも発信されていましたし、とても雰囲気良かったと思います。

きただにさんのライブのような盛り上がりでした!

グッズ増加

今年はグッズの種類が増えました。これも原作ファンには嬉しいのでは。
しかも、出演者が役柄の実際の衣装で撮影されたグッズが増え(去年は宇野ルフィ以外のキャラクターはそういったものはなかったはず)、キャラクターのファンもスケーターのファンも大喜びでした。売り切れた商品を受注販売に切り替えていただけたのも嬉しかったです。グッズは収益の大きな部分を占めるので、グッズを増やしたのは大正解だったと思います。

友野コーザと倫果チョッパーのアクスタ。最終公演だと現地で売り切れてしまって買えないかもと不安になり、ネットで購入しました

後日クロコダイルのファンの方のnoteを読んだのですが、昨年のアンケートに書いたことが全部かなっていたと書いていました。これって実はかなりすごいことだと思います。きちんと観客の意見を取り入れ、次回に活かす、簡単そうでなかなかできることではないんです(特にアイスショー界隈では観客の声の収集と適切なフィードバックが行われなかったり…)。

ファミリーボックス

今回は母、叔母、妹とその子ども(年長)と一緒に観たかったため、せっかくだし利用してみたいねということで(会場も近く、馴染みのある場所ですし)ファミリーボックスのチケットを購入することになりました。

ファミリーボックス用の専用パス(スタッフさんにお伺いして、お土産に持ち帰ることができました。ちょっと関係者気分を味わえました)

関係者受付のような専用入場口があり、専用のパスやお土産などを渡され、スタッフの方の案内で移動しました。お土産はプレミアムシートと同じブランケット(ショッピングバッグ付き)でした。

お土産のブランケット。サイン入りなのが嬉しい。

部屋は個室で(演出の都合上、部屋の電気は開演中は消灯とのこと)、モニターやテーブル、ソファ、ハンガーラックもあり、荷物なども自由に置くことができました。カラオケルームのようなイメージでしょうか。部屋の中で飲食も可能でしたので開演ギリギリまでくつろげました。
グッズは部屋で購入することができ、休憩時にスタッフの方に注文票を渡して、終演後に受け取って会計するという流れでした。(一応、ボックス用に売り切れた商品も含めて全て1つずつ確保はしてくれていたとのこと…)

感想は、とにかく快適の一言につきます。なによりトイレ。そのフロアのトイレはボックス席の方専用なので、待ち時間はありませんでした。
座席は部屋の前のバルコニーのような形となっており(海外のオペラハウスのバルコニー席のイメージと行ったら伝わるでしょうか…)それぞれのボックスごとに仕切られていました。最大6人の部屋を確保していましたが、3人×2列でした。前の列は手すりがやや気になったかも。
部屋に荷物を置けるので座席まわりが狭くなることもなく、気持ちゆったりと座れました。(ボックス内には身内しかいないので)周囲の方への配慮も気にする必要はなく、バナーを広げたり、前のめりになっても大丈夫でした。
ただ、少し遠かったので、近くを楽しむというよりは、俯瞰で楽しむ席でした。プロジェクションマッピングやフィナーレの旋回などはとても堪能できました。細かい表情までは見られなかったのですが、観客の反応も含めて、会場全体の雰囲気を楽しめたのも良かったです。(最後のスタッフさんとの仲間の印のポーズが見られたのには感動しました)

開演前の座席からの様子。3階にあたります

おわりに

今回、甥(年長)と一緒に行ったのですが、とても楽しんでくれたようでした。元々アニメは見ており、ゾロが好きと言ってたのですが、ゾロvsMr.1戦は特に印象に残っているようでした。
競技人口の話がありますが(記事は下記にまとめています)、ワンピースオンアイスは特に男児に興味を持ってもらいやすいアイスショーなのではないかと感じました。
女子は、キラキラとした衣装への憧れや、バレエなどの延長や関連で習い始めることも多いですが、それに比べて男子は元々競技人口も少なく、長く続ける選手やプロスケーターとして活躍する方も少ないです。ただ、アイスショーにはやはり男性もたくさんいてほしいです(一時期PIWで男性メンバーが減ってしまい、アンバランスで幅が狭まってしまったなと感じることがありました)。
ワンピースそのものは男女問わず人気のコンテンツですが、バトルシーン、殺陣などのアクロバティックな技などは特に男児に興味を持ってもらえるのではと感じました。(氷艶の殺陣の練習で、男子選手たちの目がキラキラ輝いていてとても楽しそうだったと振付の鈴木明子ちゃんの話を思い出しました)
そういう意味でも、かなり強いコンテンツになるのではと感じました。

昨年は、フィギュアスケートファンだけではなくコンテンツのファンの方にも注目され、SNSでも話題になり、新たなファン層を獲得し、アイスショーの裾野が広がったと感じました。
それをきっかけに、他のアイスショーや競技会の方にも興味を持ち、足を運んだという方もちらほらみかけました。
今年は、スケートを見るだけではなく、実際にやる方の興味も湧くのではと感じました。
また、ワンピースは海外でも大人気とのこと。海外スケーターさんも興味を持っているという話もあります。海外展開も十分見込めると思います。

昨年の千秋楽(と配信アーカイブ終了後)にロスになっていましたが、1年も経たないうちに再演、しかも全キャスト続投という形でまた観ることができ、本当に嬉しかったです。
また、待望の円盤化(DVD、Blue-ray)も決まり、今から届くのが待ち遠しいです。届いたらいつでも見られる状況は本当にありがたいです。
続編も期待したいですし、今後も長く続いていってほしい、継続して盛り上げていってほしいアイスショーです。

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