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フィギュアスケート、特にアイスショーに関して感じたことなどをまとめていきます。 子ども…

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フィギュアスケート、特にアイスショーに関して感じたことなどをまとめていきます。 子どもの頃からずっと続けてきた音楽・楽器演奏(特にクラシック)と、本業(マーケティング関連)の視点などもふまえて書けたらと思っています。

マガジン

  • 氷艶2024 & Everlasting33

    2024年6月、同時期に画期的なアイスショーが2つ行われ、どちらも観に行きましたので、その感想をまとめました。 (氷艶3本、エバラス2本) 奇しくも、バンクーバー五輪メダリストの高橋大輔さんと浅田真央さんがそれぞれ座長としてプロデュースするアイスショー。それぞれに新たなアイスショーの可能性を感じました。 大ちゃんの氷艶は、ミュージカル形式で歌や演技を交えて展開するのに対し、真央ちゃんのエバラスは一切歌や声は発せず、音楽のみをフルオーケストラの生演奏で堪能する、真逆なアプローチをしていたのが大変興味深かったです。フィギュアスケートのエンタメ性と芸術性の両極端を追求していると思いました。

  • アイスショーの紹介

    既存アイスショーのそれぞれの特徴について、まとめています (個別のショーの鑑賞記録ではなく、全体的な話として書いています)

  • JBpress町田さん記事感想

    JBpressに掲載された、町田樹さんの記事に関する感想をまとめています。全部で5本あります。

  • 用語解説

    記事に関係するマーケティング用語についてまとめています。

  • 現地観戦の記録

    現地観戦した際のレポをこちらにまとめます。

最近の記事

Everlasting33③劇場版

Everlasting33の劇場版について書きます。 私は舞台挨拶付のチケットを購入して観賞したのですが、それだけでは足りず、あらためて別日に地元の映画館へ観に行きました。 私自身、アイスショーを映画館で観るのは、氷艶(2019年、月光かりの如く)以来2回目です。 ↓現地観賞の感想はこちら(2本あります) 舞台挨拶私は豊洲の2回目を見たので、舞台挨拶は映画上映前でした。見たことのあるTBS女子アナが登場したと思ったら、すぐに真央ちゃん登場。やっぱりスタイル抜群で姿勢よくて

    • Friends on Ice (FOI)

      フレンズ・オン・アイス(通称FOI)は、荒川静香さんが座長となって毎年8月末頃に行われるアイスショーです。 今回はFOIについて書いていきます。 私自身がFOIを最初に見たのは2021年。その後毎年通っています。大好きなメンバーばかりというのと、私自身がトリノ~バンクーバー世代の選手とほぼ同世代というのもあり勝手に親近感を抱いているメンバーが多く出演するので、個人的にもとても思い入れがあるアイスショーです。 特徴メンバー 座長の荒川さんと縁のある人が集められます。基本的

      • 競技人口

        この記事は2024年8月に書いているのですが、ちょうどパリ五輪が行われていました。その時にも各競技で話題にあがっていたのが、競技人口の減少についてです。この記事では、主にフィギュアスケートを取り巻く競技人口について書いてみたいと思います。 背景少子化により、様々な競技で、競技人口が減少すると言われています。オリンピックで注目を浴びるような花形競技でも、数十年前に比べてその部活動に所属している人数が減少しているようです。 競技人口の減少により起こること有望な選手が減る(競技

        • Figure Skating Festival

          はじめに 7/28=なにわの日に、浪速のリンクのイベントに参加しました。 それぞれ1時間弱の設定で、前半はエキシビションとトークショー、後半は体験レッスンでした。両方一体となったチケットと、別々のチケットがありましたが、私はせっかくなので両方申し込みました。 その結果かわかりませんが、最前列のとても良い席で見ることができました。 ↓イベントの詳細についてはこちらの記事で紹介されています エキシビション受付で手続きを済ませて会場内(リンクの2階の客席)に入ると、出演する3

        Everlasting33③劇場版

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        • 氷艶2024 & Everlasting33
          6本
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          7本
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          5本
        • 用語解説
          5本
        • 現地観戦の記録
          3本
        • ワンピースオンアイス
          5本

        記事

          THE ICEのリニューアル

          2024年にTHE ICEは大々的なリニューアルを行いました。現座長の宇野くんの現役引退とどこまで関係があるかはわかりませんが、かなり大きな方向転換のように感じました。 ↓THE ICEについてはこちらの記事をご参照ください 会場毎年の愛知に加え、今回は初めて首都圏開催でした。(東京公演と言っておきながら船橋=千葉ですが、千葉県民的には問題ないです)ららアリーナのこけら落としの一環で行われていたようです。事前に近所のららぽーとで衣装展示があったり、積極的に発信を行っていま

          THE ICEのリニューアル

          THE ICE

          THE ICE(ザ・アイス)は、IMG主催のアイスショーです。毎年7月~8月に行われることから、「真夏の氷上祭典」というキャッチコピーがついています。 愛知や大阪など、西日本を中心に開催されます(たまに、関東や東北開催もあり)。 座長:浅田真央時代真央ちゃん時代は同世代の国内外のスケーターが多く出演していました。その頃の日本人スケーターはトップスケーターばかりで、集まったメンバーの顔触れは、他のアイスショーとそれほど変わらない印象でした。 個人的には(首都圏住みなので)あま

          Dreams On Ice(DOI)

          ドリームズオンアイスについて書いていきます。 ドリームズオンアイス(通称DOI)は、スケート年度(7月始まり)が切り替わるタイミングで行われる、「フィギュアスケート日本代表エキシビション」です。かなり連盟色の強いアイスショーです。 公式HPによると、目的・背景は下記の通りとなっています。 特徴現役選手中心 主な出演者は現役選手、前年度に実績を残した選手となります。 海外スケーターなど、ゲストスケーターもいます。 ジュニア勢も多くいるので、普段アイスショーではなかなか見ら

          Dreams On Ice(DOI)

          DOIのリニューアル

          DOI (Dreams on Ice)のリニューアルについて、書いていきたいと思います。 今回は、試合形式に近づけるようにしたようです(下記、公式HPより引用)。 大きな変更点グループに分け、6分間練習 男女、ジュニアやシニアなど、6人以内でグループをつくり、プログラム披露の前に6分間練習を入れたようです。 試合のように、各選手の挨拶→練習開始とともに各選手のプロフィール紹介アナウンスと、まさに試合のような流れでした。 (一方で、DOI名物だった、各選手ご自身の声での挨拶

          DOIのリニューアル

          Fantasy On Ice (FaOI)

          ファンタジーオンアイス(通称FaOI)について書いていきます。 ファンタジーオンアイスに最初に行ったのは、ソチ五輪の年(2014年)。ちょうど幕張が開催地となった時でした(地元です)。あの年は出演スケーターがめちゃくちゃ豪華だったし、ゲストアーティストの郷ひろみもノリノリの楽曲からバラードまで様々なジャンルがあって、とても楽しかったです。しかもショートサイドの良席だったこともあり、大満足でした。 それ以降、ほとんど毎年通っています。去年(2023年)友野くんのFaOIデビュ

          Fantasy On Ice (FaOI)

          Everlasting33②

          エバラス続き。 ↓①はこちら 大まかに印象に残ったプログラムについて書いていきます。 (現地1回のみの鑑賞なのでうろ覚えの部分もあります、ご了承ください) オープニング~バレエメドレー オープニングは全員揃ってアニメ音楽から始まり、年長組3人(真央ちゃん、ヤマさん、柴田くん)のナンバーへ。Beyondはこの3人の「白鳥の湖」の部分が本当に大好きだったので、再びこの3人の演技が見れてとても嬉しかったです。 その後は、バレエの有名曲をそれぞれのソロでメドレー形式に。ここでま

          Everlasting33②

          氷艶2024③

          こちらは場面ごとに書いていきたいと思います。 第一幕(前半)プロローグ~約束(冒頭~回想) いきなり主人公の二人が登場(しかも客席から、スクリーンにアップの映像)。一気に世界観に引き込まれました。そして、しばらく原作と同じセリフが語られます。それを聞いた瞬間、あ、原作に忠実なんだなと確信しました。 回想シーンの場面も長く(かずしろうファンとしてはとても嬉しかった)、大人キャストと入れ替わるシーンは、幻想的な映像の効果もあって、とても印象に残りました。 その後のシーンでは、

          氷艶2024③

          Everlasting33①

          はじめにEverlasting33(通称エバラス)最終公演前日の昼公演を観に行きました。 私は学生時代からアマチュアオーケストラに所属しており、気が付けば、人生の半分はオーケストラの一員として活動しています。 今回はオーケストラの生演奏による劇場型アイスショーということで、これは絶対観に行きたい!とチケットを申し込みました。(過去2回は江戸川公演で外れていることもあり不安でしたが)今回はすんなりゲットできました。 ちなみに過去作は、サンクスツアー1回(千葉)、BEYOND3回

          Everlasting33①

          氷艶2024②

          氷艶2024の感想、続きです。 この記事では、印象に残った役について書いていきます。 メインキャストカケル:高橋大輔 座長にして氷艶シリーズの主役。とはいえ今回はこれまでとは少し立ち位置が異なっていた印象も受けました。 過去作以上にセリフも歌も多かったですが、2作目の時と比べてかなり上達したなと感じました(発声が全然違いました)。 歌声はとても柔らかくて優しくて、キャラクターに合っていてとても素敵でした。さすがの音感、リズム感だと思いました。 そして、アイスダンスを経験し

          氷艶2024②

          氷艶2024①

          はじめに 「氷艶2024-十字星のキセキ-」初日公演を観ました。 氷艶シリーズは、1作目(2017年、破沙羅)は知っていたものの観てはおらず(今回も同行した叔母は観に行ったらしい)、2作目(2019年、月光かりの如く)は映画館でのパブリックビューイングと衣装展に行きました。 3作目(2021年、LUXE)から現地で鑑賞しています。 元々氷艶シリーズはとても気になっており、前作を観てとても満足でしたので、今回は最速先行の段階でチケットを申し込んでいたのですが、その後に最推し

          【JBpress町田さん記事感想⑤】アイスショーの意義

          JBpressオートグラフに掲載された、町田樹さんの記事の中から、気になった話題をピックアップして書いてみたいと思います。 第五弾は、「アイスショーの意義」です。 フィギュアスケートは、スポーツであり、アートであり、エンターテイメントである私は町田さんが提唱する、「フィギュアスケートはスポーツであり、アートであり、エンターテイメントでもある」という言葉がとても好きで、その魅力に取りつかれているといっても過言ではありません。このような広がりを持つ競技は、他に類を見ないと思いま

          【JBpress町田さん記事感想⑤】アイスショーの意義

          【JBpress町田さん記事感想④】競技会との差別化

          JBpressオートグラフに掲載された、町田樹さんの記事の中から、気になった話題をピックアップして書いてみたいと思います。 第四弾は、「競技会との差別化」です。 勝負としてのエンターテイメント私自身、フィギュアスケートを見ることが大好きですが、技術については全然詳しくもありませんし、何年みていてもジャンプやスピンの見分けができません(笑) (母がもともと試合よりEXの方が好きというスタンスだったのもあるのですが)アイスショーデビューに比べて、試合の現地観戦デビューはかなり遅

          【JBpress町田さん記事感想④】競技会との差別化