見出し画像

暇暇暇暇暇日記「アヒアヒアヒージョを作る」

アヒージョという料理を知っていますか?

スペイン料理の一つで、オリーブオイルとニンニクでエビやキノコなど様々な具材を煮込んだ料理です。

正確にはアヒージョとは「刻んだニンニク」の意味で、海老を使用する場合は「ガンバス アル アヒージョ」というらしいけどそんなことはどうでもいいです。


とにかく、アヒージョを作らなくてはならない

突然、友人が家に来て料理を作ってくれるというので、アヒージョを提案してみました。なぜアヒージョを思いついたのかはわかりません。運命のいたずらか、偶然のひらめきか。とにかく、自然と私の口から「アヒージョ」が出てきたんですね。自分でも恐ろしいです。


友人たちが具材を買ってきてくれました。オリーブオイル、ニンニク、ブロッコリー、キノコ、エビなどです。

驚いたことに、パスタとベーコンも買ってきていました。どうやらアヒージョに加えてペペロンチーノも作ろうとしているようです。確かにアヒージョだけじゃ腹は満たされなさそうですし、まあいいんじゃないでしょうか。

しかし、肝心のモノがありません。アンチョビと、フランスパンです。これが無いとアヒージョを始められない。アンチョビはアヒージョの味の要だし、フランスパンにつけたアヒージョは奇跡の味がします。キリストはアヒージョのために石をパンに変えたといいます。


アンチョビと私

私はパンとアンチョビを買いにイオンに行きました。イオンに行けばこの世のほぼ全てのものが揃っています。例にもれず、アンチョビもフランスパンもありました。

ここで思わぬ事態が発生しました。そのイオンには、固形のアンチョビとソースのアンチョビがあったのです。初めて知ったのですがアンチョビとはカタクチイワシの塩漬けのオリーブオイル漬けらしく、それ自体とそれをペースト状にしたものが売っていました。

どっちを買うか小一時間迷ったのですが、結局ソースのものにしました。塩と油に漬けられた上に原型がなくなるまですり潰されているところが、私とそっくりだと思ったからです。

その後帰宅しましたが、友人は固形のありのままのアンチョビを想定していたらしく、ちょっとがっかりされました。アンチョビだって、好きでソースになったわけじゃないのにね。


アヒージョを作る

鍋にオリーブオイルを入れて火をつけ、具材を入れたら完成しました。


ペペロンチーノを作る

Twitterでよくバズっているリュウジさんのレシピを使い、すぐに完成しました。バズってるレシピって胡散臭いしバズってるのが羨ましくて見たくないのですが、おいしいので仕方ないです。完敗です。


食べる

アヒージョが滅茶苦茶うまい。

しかし、気づいている方は気づいてると思います。私たちの大きなミスに。それは、アヒージョもペペロンチーノも「オリーブオイルとニンニクを大量に使う料理」だということです。焼いたフランスパンにオリーブオイルをたっぷりつけていただいた後、オリーブオイルをふんだんに使ったペペロンチーノを食べる。

友人は腹を壊しました。私も、しばらくオリーブオイルは見たくありません。

画像1

見ちゃった。


アヒアヒアヒージョについて

そんな料理は知りません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?