境界線、あるいは屍を越えて。あなたも行くかもしれない香港から深センへの越境ガイド( 昭和93年・春) 世界美異識紀行
2018年4月のやり方。
香港から中国本土、隣接する深セン市に行くには色々なルートがあります。香港空港から直接向かいました。多分わりとわかりやすく、安価な方法(バスと鉄道を使う)で越境したので誰かの参考になることを願ってやみません。お金あったり時間なかったりするひとは香港空港からフェリー乗るとかタクシー飛ばすとか色々あるんだけれども、正確な金額やかかる時間はネットで調べたり地球の歩き方読んだりするといいでしょう。
香港資本のLCC、香港エクスプレス航空に乗って羽田から香港に来ました。
約4時間の飛行中はほとんど寝ていた。全く快適。
ちゃんと機内アナウンスは日本語でやってくれたので安心だ。
"もてなされない自由"を満喫することができるよ。たいしたお金払ってないんだもん。安全に飛んでアタシを運んでくれれば大感謝だよ。
LCCの宿命で離発着時間があんまり良くないんですけどしょっちゅうセールやってるのでチケット本当に安く買えます。手荷物は7kg+身の回り品バッグ1個まで持ち込めるので結構ゆるい方じゃないだろうか。おすすめ。
到着ロビーを出たら、「往内地交通」の案内に従って歩いていくとバスターミナルに出るよ。
"A43"上水駅に行くバスに乗ってね。(すぐわかるよ)
ブイーンと40分くらいバスに乗るよ。
上水駅の駅前でバスから降りてね。人がいっぱいいるよ。
電車に乗って羅湖駅へ行くよ。乗るのはひと駅だけ。電車、内部はサイバーだけど
外観は薄汚れてて、昭和の匂いする。
皆んなの目的は同じ(越境)だし、それ以外出来ない構造になってるから、とにかく他の人についていってよね。
香港出国審査と中国入国審査をするよ。
入国カード、書かなくちゃ中国に入れてくれないのにカードがなかったり、セルフで指紋登録しなくちゃいけないのに機械へ誘導する案内がなかったりするから外国人は結局みんな審査官のとこで指紋登録するハメになってえらい時間がかかる。観光地じゃないから、外国人の数は少ないのに全然進まないし勝手がわからなくてみんな苛立ちを隠していなかった。ローカルのひとたちはスイカみたいなIDカードでピッピッと通過していくのがうらめしい。
すったもんだしてるうちに(してないけど)境界を越えて深センへ入れる。香港とは違う、気怠い空気が濃厚に漂っている。
深セン側から見たイミグレーション。
世界最大数の人が行き来する境界線。
同じ国になったとはいえ線はしっかりと引かれている。そして外国人にとってはかなり面倒臭い。これでも昔よりは楽になっているんだろうけども・・
イミグレーションを抜けてすぐ目の前にあるショッピングモール。大陸的としか言えないセンス、ダウナーで少し不穏なムード。階段では青年たちが賭けトランプに興じている。
オーダードレスやセクシーな下着、ウィッグやアクセなども盛り沢山に売ってる。かといって、どうしても欲しくなるようなモノは皆無であった。
一時期話題だった中国のレンタサイクルがここにも
結構ちゃんと整備されてる気はした
適当な店に入ってごはん食べた
マンゴージュースが、痛んでるとかではないけども奇っ怪な味がしてほとんど飲めなかった。肉と米は旨かった。
また、あの面倒臭い順序を経て香港へ戻るのかと思うと早めに深センを切り上げたほうが賢い気がして、それは実際正解だった。香港と中国本土共通で使えるはずのsimカードが、深センに入ったとたんに電波を拾わなくなったし・・
不慣れな私が悪いのかもしれないが、復路もけしてスムーズとは言えなかった。並ぶべきレーンが良くわからなかったりするのだ。
もっとしっかり時間を取ったら良かった。なんなら深センに宿を取るくらいがいいのかもしれない。
ブルース・リーをイメージしたに違いない飲食店
残念だけど、ごはん食べたのはここじゃない。
香港に戻ってきたら、ホッとした。
是非皆様も次の週末は深センへ❤
コンビニで買った菓子・・