ヒッピーになりたい
決してマリファナが吸いたいわけではないのだが、昔からヒッピーへの憧れが強く、少し困っている。彼らがが何者なのかをよく知らないまま、ずっとじんわり憧れてきたのだが、最近やっと彼らの正体を自分なりに消化した。それを踏まえて、ヒッピーになりたいなぁとしみじみ思った。
憧れたきっかけは、Superflyの越智志帆さん。中学生からじんわりヒッピーに興味は持ち続けていたのだが、断片的にしか情報を得ていなかった。マリファナ、フリーセックス、コミューン、ロック、国分寺、ウッドストック。
それが先日、池袋のぽぽたむという本屋さんにて、Spectatorの「ヒッピーの教科書」を発見してしまった。ビートから派生して、どのようにヒッピーが生まれたのか、今までの文化にどんな影響を与えているのかがわかりやすく、可愛くまとめてあり、大変良い本だった!
https://nostos.jp/archives/210889
ヒッピーは常識や伝統に捉われず、とにかく自由でかっこいい。だからこそ今でもいろんな文化に影響を与えているんだろうけど…
結局、やっぱり、西海岸にて集結したヒッピーたちは、ある程度恵まれた家庭に生まれ、親から援助を受けながらその生活を続けていた若者たちだったらしい。
ヒッピーへの憧れが、「あーやっぱりそうだったのか」と妙な納得感に変わってしまった。彼らのように生きたいな!という気持ちがあからさまな現実逃避っぽくなってしまった。
とはいえ彼らが残してくれた文化は多い!バックパッカーも起源はヒッピーだったとかなんとか…。野外フェスもそうだろうし、音楽も多い。田舎で自給自足、みたいな価値観だって、コミューン的生き方に近い。
うっすらヒッピーへの憧れは残しつつ、今は東京にてOLに擬態し、毎日を過ごすことにする。
P.S. 大学の授業で聞いたことで興味深かったのが、ヒッピーのフリーセックスについて。今も色濃く残っている文化とは言い難いが、その原因はエイズらしい。当時あった性感染症に治療法を発見し、エイズもない時代がちょうどヒッピーの時代なんだそうな。なるほどなぁ。