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「志ランチ」で実現する組織文化の強化

日々の業務に追われる中で足元の数字にだけ目がいき、"組織が向く先"や"そこで自分の成し遂げたいこと"が有耶無耶になってはいませんか?

社員一人ひとりが自分の目標を意識し、それを仲間と共有し合うことで個人の成長と組織の成果がリンクする状態を目指す組織も多いのではないでしょうか。

組織全体の目標だけでなく個人の志が仲間に共有される仕組みがあれば、もっとお互いを理解し合い連帯感を生み出すことができるのではないか——。そうした課題意識から取り組み始めたのが「志ランチ」です。

※今回はNon-Beautyでお届けします。


「志ランチ」とは?

概要

「志ランチ」とは、社員がランチを共にしながら自身のOKR(Objectives and Key Results)を共有する定期的な取り組みです。
理想の目標の共有だけでなく、その背景にある想いや価値観について深く対話する機会であり、カジュアルな場で自己の志や目標、進捗を語り合い、組織全体の目標とリンクさせることを目的としています。

実施の方法

  • 参加人数:3~4名程度

  • 希望時間:約1時間

  • 開催頻度:月1回程度

  • 参加メンバー:横断的に展開して募集

進行の流れ

①アイスブレイク(5分)
②各自のOKR共有
 ・現在のOKRの進捗状況
 ・目標設定の背景にある想い
 ・直面している課題
③質疑応答・フィードバック
 ・共通点の発見
 ・アドバイスの交換
 ・協力できる部分の確認
※②③を一人10分×3~4名で繰り返す。

志ランチの効果

個人レベルの効果

  • 自分の志を言語化することで、目標が明確化される。

  • 同僚のフィードバックを受け、自身の成長を実感できる。

チームや組織レベルの効果

  • 個々の志が共有されることで、組織のMVVとの結びつきが強化される。

  • 部門を超えた共感やつながりが生まれ、コラボレーションが促進される。

  • 雰囲気がポジティブになり、心理的安全性が向上。

具体的な事例

私が所属するチーム編成時の"入社ストーリー共有会"

私が所属するチームでは編成された初期タイミングで各々の入社背景や志を共有、さらにチームとしての雰囲気作りのために映画鑑賞会を開催しました。

池井戸潤原作の映画版『アキラとあきら』を鑑賞

チーム単位での"OKR進捗ランチ"

その後1ヶ月毎にKey Resultsの進捗具合や課題となっていること、Objectivesのアップデート等を共有し合うことにより、成果につながるためのより適切なコミュニケーションへと変化、チームとして結果を出す力が強化されました。

複数チームを束ねた30~40名単位内での"OKR進捗ランチ"

1チームを超えて30~40単位の中で志やObjectivesの共有、その中でも特に力を入れて取り組んでいることなどを共有しています。
普段多く交わる機会がないメンバー同士を選定することにより、共通点の発見やコミュニケーションのきっかけとしても活用することができます。

チーム内共通言語作りのための"課題図書ランチ"

目標達成に向けて共通言語を持ち、チームとして力強くなっていくために課題図書を用いたランチを開催しました。
約1ヶ月ほど前に当日のアウトプットイメージした上で課題図書を共有。本をもとに共通言語を決めて、日々のコミュニケーションでも各々最大限に活用していきました。
結果、2ヶ月後にグループKPIの一指標達成・3ヶ月後にグループ目標達成と着実に成果へ繋げることができました。

アンジェラ・ダックワース著『やり抜く力 GRIT』を課題図書に実施。
共通言語はもちろん「GRIT」。

【番外編】移転に向けて新オフィス下見散歩

オフィス移転が決まったタイミングで、新オフィス周辺の下見にチームで散歩をしました。
新オフィスはスタートアップエコシステムの中心地となる麻布台ヒルズ。
よりその場所に相応しいビジネスマンになるべく、下見をして期待感と責任感の醸成を行いました。

まとめ

この取り組みを通して、組織文化の強化や社員の意識を変えるきっかけになると実感しています。

・仲間の志を知ることで、自分自身も頑張ろうと刺激になりました!
・みんなの原体験が今につながっていることを知ることができたので、あの人と相性良さそう、とか、他己紹介するときのネタとか増えた気がします!
・人に話すことで整理ができるので、入社年次浅い人に効果が大きいと思いました!

志ランチ参加者アンケートより引用

「志ランチ」は形式を工夫することでどんな職場でも導入可能です。
まずは小規模からなど、チームに合ったアレンジで試していただけると良いのではないでしょうか。
感想や実践例があれば、ぜひ教えてください!

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