アメリカで家を買う時のオファーシステムは駆け引きの腕の見せどころ
今日も今日とて朝から家探しでございます。
今週末は夫がベテランズデー、いわゆる退役軍人の日で4連休なので(※夫は軍人)平日でもゆっくり時間を気にせずに物件を見られる日ということで、エージェントが張り切ってなんと12件も内覧物件を用意していました。
そのうち数軒はコンドミニアムだったため、見に行く前にこれは見なくていいよということになったのだけど、それでも10軒くらい駆け足で見て回って、そのうちこの家はいいんじゃない?という物件があったのでとりあえずオファーを入れてみることにしました。
こちらの希望する価格や条件を折り込んだオファーレターを売り主側のエージェントに送り、向こうが条件を検討したうえでその条件をのんでオファーを受けるか、カウンターオファーといって売り主側が売りたい価格を折り込んだオファーを送り返してくるか、速攻で却下されるかが決まります。
アメリカで家を買う時に面白いなと思うのがこのオファーを入れるシステムで、ここがエージェントの腕の見せ所だと思うわけ。なんというか、その駆け引き具合が絶妙なんですよ。
エージェント同士で連絡を取り合って、どれくらいの金額でオファーを入れたらいいか、お互いに向こう側の腹のうちと顧客の財布の深さを計りながら「これくらいがいいんじゃないでしょうか」というオファーを出すわけで、その時のマーケット情勢によっても金額は日々変わるので手に汗握る展開になるというわけ。
あまりに安い値段で買い手がオファーを出してしまうと売り主が気分を害する可能性もあるし、当初の売値より高い値段で買い手がオファーを出すこともあるし、このへんはほんとマーケット次第です。
ちなみに以前フロリダで2軒家を買ったときは2回とも実際に家が決まるまで数軒違う家にオファーを入れました。なので今回オファーを入れた家にすぐに決まるという保証はなくて、他にいい家があったらそちらに鞍替えすることもできるし、話が流れることもけっこうよくあります。
というわけで今回の家に入れたオファーは一体どうなることやら。