しわ寄せはぜんぶミドルクラスに来るのだ
だいたい毎日仕事(買い物代行)でターゲットへ行くので、ターゲットの従業員さんともすっかり顔なじみになり、世間話をしたりするようになりました。
話を聞いていると、ターゲットは今じゃんじゃん従業員のシフトを削っているらしく、最近じゃ前の半分しかシフトを入れてもらえないとバイトの子がぼやいていました。
あとびっくりしたのが、つい最近からセルフチェックアウト(セルフレジ)で買い物できる品数がとうとう10品目以下のみになってしまったんです。なぜかというと、セルフレジで品物をスキャンしたふりをして、そのぶんのお金を払わないで出ていく人が増えてしまったため。
セルフレジには一応監視役として従業員がひとりついてはいるのですが、大量にレジを通しているお客さんみんなには目が行き届かないからそういう措置になったらしい。
しかも人員削減で、そのセルフレジ担当の従業員のコストをさらに削るために昼の12時まではセルフレジを開けないという徹底っぷり。
これを見ながら、従業員の子と「削るところを間違えているよねぇ」と苦笑いしながら話しています。だって、カリフォルニアには950ドル以下の窃盗は罪にならないという下らない条例があって、みんなバンバン物を盗んで店から堂々と出ていくからです。
商品を盗まれて店の利益が減り、それを穴埋めするために従業員をどんどん首切りするこのシステムは何かが間違っていると思うのだけど、どうなんでしょう。
カリフォルニアに限らず、アメリカに長く住んでいると、低所得者は政府にお手当てをもらって暮らし、高所得者は税金をあまり払わず悠々と暮らし、そのしわ寄せがぜーんぶミドルクラスに来ているなぁと思うのよ。
福祉も本当にそれを必要としている人にちゃんと届けばいいけど、そうじゃない人を養ってあげるのに税金があまりにも多く使われているなと思うのでありました。違法移民とか(ぼそっ)。
文句を言ってもしょうがないから、労働者階級はせっせと働くしかないんだけどさ。ほんと不景気で困ります。
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