もしかしてあれは詐欺だったのではないか
今日は配達の仕事で、店へ行って300ドル分くらいのおもちゃを買って届けるというのがあったのです。
配達先の住所へ行って車を停めて、家の前まで行ったら、男の人が「それはうちの荷物だ」と言いながらこちらへ来たので荷物を渡し、一応写真をその場で撮って配達を終えました。
そしたら数分後に、配達を頼んだ女性から「その写真の家はわたしの家ではありません」というテキストメッセージが来たのでびっくり。家の住所は何度も確認したし、家は合っているはず。
でもそれはうちではない、と言うので困ってカスタマーサービスに電話をして返金の手続きをしてもらいました。あなたのせいじゃないのよ、とお客さんは言っていたけれど・・・。
家に帰ってきて、グーグルマップと住所、ストリートビューを照らし合わせてみてもやっぱりその家であっている。これは、可能性としてはお客さんが配達先の住所を間違えて入力したか、返金目当てで届いていないと言い張る手口の詐欺だったのではないかという結論になりました。
我等配達員の仕事は言われた荷物を言われた住所に届けるだけなので、それ以上のことは力が及ばないのだけど、冷静に考えてみるとわたしは悪いことは何もしていない。住所は合っていたし、その荷物を受け取った男の人がもし悪い人で、荷物を盗んだとしても、それはわたしには知り得ないことだし。
仮に詐欺だったとしたらそれもわたしにも避けようのないことだし、注文時に住所を間違えたのならお客さんのせいだし、正しい家に届けたとしても家の前で盗られたのならそれもわたしには不可抗力だ(え、本当にあなたの家なんですか?とかアラビア系のひげもじゃのこわもて男性に向かって言う勇気は、女ひとりで配達をしているわたしにはない。治安のあまりよくない地域での配達だったし)。
我が家でも先日Amazonから届いた荷物が盗まれたということがあったので、もしかしたら新手の手口で、近所の人が人の家に届いた配達の荷物を自分のものだと偽って受け取るのが流行っているのかもしれない。
企業としてもそれを見込んで盗難保険には入っていることだろうし、多少返金することになったからといって懐が痛むわけでもないでしょうが、ちょっとモヤッとしてしまった今日の出来事でした。なんだかなぁ。