年を重ねたからこそ似合うようになるものがある
昨日アンティークフェアをぶらぶらしていて、ふと入ったブースでこれいいなと思うシルバーのリング(よく言えばビンテージ、悪く言えば中古。しかしアンティークフェアで売っているものの99.99パーセントはみんなそうだ)があったので「値段は15ドルくらいかな、それならまあええか」と思って出店者のところへ持っていったらなんと5ドルでした。
裏に925の刻印があるからシルバーなのは間違いなく、しかし銀の指輪が5ドルって、ものの値段ってあってないようなものだなと思いながら帰ってきたわけです。ダイヤモンドではないだろうとは思うものの、何かしらの石もあしらわれているわけだし。
アンティークフェアで売っているものって、値段を聞くまではわからないところがある意味スリリングでもあります。高いだろうと思ったら激安だったり、逆もまたしかり。
買ってきたリングはちょっとクレンザーをつけて古い歯ブラシでこしこしとクリーニングしたらピカピカになりました。
この買ったリングはちょっとゴツゴツしたデザインで、もうちょっと若いときだったら選ばなかったような太さのバンドなのだけど、はめてみたら年を重ねてちょっと艶がなくなってきた指に意外と似合うなと思ったわけです。
若いときって手も肌もキレイじゃないっすか。すべすべだし潤っている。でも年を取るとどうしても皺もできるし潤いも減る。それでも、年を重ねた指や肌のほうがしっくりと馴染むものというのもあるのだな、というのは新しい発見でした。
よくテレビや映画でお年を召したご婦人がゴツゴツとした大きめの石がついた指輪をつけていたりするけど、年を重ねるとああいうのが嫌味でなく似合うようになるものなのかもしれない。
年を取ったほうが似合うものがある、年をとったからこそかっこよく着たりつけたりできるものがある、というのは四十路半ばにして新たな発見でした。なんか、年を取るのが楽しみになるよねぇ。
ちなみになぜこのリングを買ったかというと太って結婚指輪がきつくなったからだ!
だからといって高いものを買い直すのもなんだし、今ダイエット中だから痩せてまたすんなりはめられるようになる予定だし、それまでの間気軽に付けられるものをと思って買いました。こういうのもたまには気分が変わって楽しいものですな。