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今日の配達日記:「お願いします」と「ありがとう」が言えない奴はたとえお客でもダメだと思う

今日は割とぽつぽつと、しかしコンスタントに仕事があったので一日出ずっぱりでした。こういう「あまり大変でもない楽な小口の配達が毎時間ある」というのが気持ち的にも体力的にも一番ラクかもしれない。

そのうちの一件に、cricutという工作用のマシン(パソコンから製図を取り込んで複雑な形にカットできたり、Tシャツのデザインに使えたりするというクラフト用の機械です)を届けてくれという注文がありました。

とまあここまでは普通なんだけど、注意書きに「店が袋代として1ドル請求しているから配達の時に袋を10枚持ってくるように」と書かれていて思わずうぇーーってなりました。

というのも、買い物代行の注文を出す時に店側としても袋が何枚必要かわからないから(※カリフォルニアでは袋は有料で1枚10セント)とりあえずお会計のときに1ドル請求しといて、もし差額があれば後で返金しますからねというシステムなのです。

袋代に限らず、たとえば人参を頼んだけど店の在庫がなかったとか、牛乳買い忘れてたから一緒に買ってきてとかで、最終的な請求金額が元々の金額と変わることもよくあるからね。

なのでお客さんにも「この1ドルは最終的に返金されると思うんですけど」と言ってもとにかく「袋を10枚持ってこい」と言ってきかない。うわぁ、めんどくせぇ。

袋を届けるのが面倒なのではなく、1ドル取られたからだったらせめて代わりに袋をいっぱい持ってこいというのがそもそもケチくさいではないですか・・・。これではホテルに泊まったときに備品をなんでもかんでも持って帰る人と変わらんで。

しかもさぁ、別に今日届かなくてもいい工作用のしょーもないマシンをわざわざ当日配送にして、そのしょーもないマシンに150ドルも払うお金はあるのに、そこで後で返金されるであろう1ドルをケチるか。しょぼいやろ。

と思いましたが、こういう客は怒らせた方があとがめんどうなので黙ってお店から袋を10枚頂戴して商品と一緒に届けました。もちろんこういう人はチップなんか払わない。PleaseもThank youも言わない。嗚呼。

今まで1300件以上配達してきた中で「袋代を取られたから代わりに袋をたくさん持ってこい」といわれたのは今回が初めてよ。

もう、こういうお客さんは届ける方が恥ずかしいからここの家には二度と行かない。

こういうことがあると「お客様は神様」カルチャーってここまで行っちゃうんだなと思いますね。お店で働く人は一日中こういう人の対応をしてるんだなぁ。偉いなぁ。大変だろうなぁ。

いただいたサポートは我が家の4匹のうさぎのお野菜代に充てさせていただきます(*'▽') むしゃむしゃー!