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この夏、あなたにどうしても読んで欲しい「原田マハ」3冊

読書好きならもう読んでしまったぜ!そんな方にも2周目、3周目をおすすめしたい、夏だから読みたい原田マハさんの作品をご紹介します。

原田マハさんは「絵画」と「キュレーター」の印象が強い作品を書かれている著者で「暗幕のゲルニカ」や「楽園のカンヴァス」のインパクトから抜け出せない人も多いのではないでしょうか。

そのイメージ、ぶち壊しますよ!

1.風のマジム

夏だよ。南の島の熱気に吹かれてあなたは何を思うのだろう。
そんな文を書きたくなる作品です。

メッチャ雑にストーリーを説明すると「派遣社員が社内ベンチャーで南大東島に行ってお酒を造る」話。そう、この作品はお酒造りのドラマです。

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多くの人の協力があり造っていくお酒。お酒が苦手、飲めない、まだ未成年ですが…という方もラム酒の「まだ知らぬあの味」が口の中に広がるような文章に引き込まれます。

この作品、実話を基にしていて新聞やニュースで聞いたことあるかもしれません。「日本初、沖縄産アグリコール・ラム酒を造る。」そのくだりは「あとがき」にしっかり書かれているので、作品の熱にやられた頭を冷やすのに心地よいクーリングとなります。


2.本日は、お日柄もよく

夏っぽい内容ではありませんが、この本を読むと次が読みたくなる魔法がかけられています。ゆえに、夏休み、お盆休みなど時間があるときにお読みくださいの意味を込めて夏本としてご紹介です。

スピーチライター」をテーマにした作品です。まずは騙されたと思って、文庫本だと最初の28ページだけは読んでください

私には、あなたが東えりかさんの「解説」を薄っすら涙しながら、口元には笑いを浮かべ読んでいる姿が目に浮かびます。

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残念ながら、この本、この文章を前に私は完全白旗でございます。この本の内容、魅力を文章で伝えたいと何度かnoteの記事を書きました。2,000文字くらいを、それも何度も。

いつか、言葉の魔法が使えるようになったらオススメ文章書きたい本です。

この本を読んで「24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?! 」(デビッド・リット著、光文社)を即買いしたのは内緒です。


3.旅屋おかえり

夏、どこかに行きたくなりませんか?(世の事情ってのがあるので難しいとは思いますが…)そんなあなたに旅の目的を作ってくれる本かも。

なんとなくの旅もあると思いますが、あなたの旅ですれ違ったあの人は特別の目的で旅をしているのかもしれません。そんな誰かの旅を垣間見ると素敵な本です。

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旅は放浪であっても目的(ゴール)があって、いつかは帰るところにたどり着くのです。そのゴールは何か、旅をしている人にも分からない。偶然話しかけた地元の人がその答えを知っているかもしれないのです。

さぁ、こんな時代だから旅屋に旅行代行をお願いしてみませんか?

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旅屋おかわり
「旅屋おかえり」を読んで、もっと旅を!もっと!もっとだー!って方は「フーテンのマハ」(集英社文庫)と「やっぱり食べに行こう。」(毎日新聞出版)を強くオススメします。

■フーテンのマハ
原田マハさんの旅エッセイです。「旅屋」が生まれたのはこの本読めば納得の納得。文章のテンポが絶妙で、声を出して大笑いしてしまいました。
どうでもいいのですが、表紙がファミチキの袋みたいですよね。

■やっぱり食べに行こう。
原田マハさんの満腹エッセイです。いや、上手いタイトルつけたなと関心させられました。ただ、思いっきり外出を楽しめない状況で読むのは危険な本でした。忘れてればよかった…チクショー!食べに行きたいじゃないか!


おわりに

実のところ「カフーを待ちわびて」や「生きるぼくら」を入れたかったけど、スルスルっと読める夏に読みたい本で選びました。それぞれの選定理由は記載のとおりです。

いずれの作品も過去に数回読んでいて、ここで紹介するためにもう1回読んだくらいです。(・・・実は、ちょっと夜中に読んだら止まらなくなったんで夏本でオススメしました。。。)

熱量多めでお届けした今回の記事はいかがだったでしょうか?
今日、エアコンがAmazonから届いたので仕事部屋も涼しくなり、これが最後の熱い記事になるかな。

それでは、またね!


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