
予備校選びのコツ
今回は特に新浪人生向けに予備校選びのコツをお伝えしようと思います。
今、人気のある浪人生向けの予備校は駿台・河合ですね。
そこに私の世代に人気があった代ゼミを加えて三大予備校の紹介とします。
一、駿台
駿台の特徴としましては、講義のレベルが高く、生徒のレベルも高いということにあります。向いている生徒は進学校の生徒及び難関大志望の生徒です。具体的には主に東大京大国公立医学部、範囲を広げて、旧帝一橋東工神戸早慶医歯薬ですね。駿台のターゲット校はここまでです。駿台はすでにやりきった生徒向けと言えるでしょう。進学校なりで一度真剣に受験を経験したある種「プロ」受験生が集う場であると思います。駿台の看板とも言える「駿台全国模試」は最低限旧帝大早慶を目指す学力がないと太刀打ちできません。学力が現状不足している受験生に関しても無理とは言いませんが、他の予備校も見て良いと思います。
二、河合塾
河合塾の特徴としましては、共学進学校の延長と言えると思います。駿台ほどハイレベルではありませんが、難関大にも当然対応していますし、何より、GMARCH関関同立及び中堅以下の国公立大学志望の方には河合塾がお勧めです。河合塾生必須の全統模試も平均的な難易度でこのあたりのランク帯の志望者には特にお勧めできる模試です。節度を持った範囲で友人ができるのも河合塾の良いところだと思います。浪人生の友人を悪く言う指導者もいます。しかし、私はそうは思いません。一人孤独に受験に立ち向かう、というのは苦しいことです。自分のペースを乱されない範囲で、友人と歓談する、そういう時間は重要でしょう。河合塾は無難な予備校と言えると思います。
三、代々木ゼミナール
実は私のイチ押しは代ゼミです。以前の代ゼミは大教室に100人以上の生徒が入るマスプロ授業でしたが、今は違います。教室に生徒が数人の少人数授業のことが多いです。不安になるかもしれませんが、そこがメリットなんです。少人数制授業ゆえに講師は個別に添削してくれることが多いですし、質問対応が丁寧です。大手予備校講師に個別指導に近い形で指導を受けられると言えるでしょう。知られていない利点ですね。他にスカラシップ制度の充実があります。駿台・河合は入学前の割引はごく一部の限られた受験生ですし、入学後のスカラも厳しいです。しかし、代ゼミは模試成績や東大の得点開示や進学校ならば出身校の評定平均など様々な割引があります。特に本部校において、新二浪以内の東大受験生へのスカラは手厚いです。代ゼミは進学校出身ではなく、浪人仲間がいない人や金銭面を気にする方にもお勧めです。さらに言えば、現状であれば予備校講師の個別添削が受けられるので大変お得ですね。
以上、足早に三大予備校を比較しました。
参考にしてください。