本当にやさしい人たちへ24
壊れていく国を前にして、すごい悔しさが込み上げてきます。
きっとこれは今に始まったことではなく、20年前、30年前から始まっていたのだと思います。
少しずつ生活が苦しくなっていき、精神的な余裕を無くした人たちがだんだん弱者への差別や攻撃を繰り返すようになる。
気付けばお互いの叩き合いになっている社会を見て、もうこの国はダメなんだとさえ感じます。もちろんそう思いたくはないですが。
特に在日の外国人への差別が僕はとても許せません、今どれだけ日本がたくさんの外国の人たちに助けられていることか、また外国人の人たち、外国にルーツを持つ人たちが、この日本社会で苦労しながら生きていることか。
これは僕自身がフィリピンという国で4年半過ごしたので、文化の違う国で働く苦労、時に起こる差別の辛さは僕も経験しているので、少なからずわかります。
しかも多くの中高年男性が外国人差別や、弱者への差別をしているので、本当にこれは恥ずかしいことだと思います。はっきり言って同じ日本人として情けないです。
きっとこの世代には何を言っても通じないのだろいうと、僕はほとんど諦めている部分があります。上の世代には過去にも何度も嫌な思いをさせられた経験があります。
本当に悔しいけど、こんなにおかしくなってしまった日本で、これからは気付いた人が新しい流れを作っていくしかないのだと思います。
それはきっと簡単ではないし、さらにたくさんの苦労があると思いますが、希望を捨てずに自分が出来ることをやっていきたいです。
少なくとも僕は外国から来た皆さんや、生活で大変な思いをしている人たちを差別せずに生きていきます。僕もたくさん苦労して差別されてきたので、同じようなことはしません。