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【アルビ日記】2023-20:vs神戸 0-1


「七夕の夜に」

試合情報

・7/7(金)19:00キックオフ
・@デンカビッグスワンスタジアム。くもり
・新潟13位、神戸3位

アルビレックス新潟・スタメン

GK小島享介。DF藤原奏哉、トーマス・デン、渡邊泰基、新井直人。MF高宇洋、星雄次、松田詠太郎、小見洋太。FW三戸舜介、谷口海斗。
【途中出場】秋山裕紀、太田修介、グスタボ・ネスカウ、島田譲。

試合ダイジェスト

【前半】
15分、神戸が先制。新潟のビルドアップ時、ボランチの星に2枚でプレスをかけ神戸がボール奪取。そのまま大迫に繋ぎ、右足で決めた。20分、神戸のCBトゥーレルが怪我で交代となり、飯野IN、酒井高徳がCBに。0-0で前半終了。

【後半】
HT、新潟、星に替えて秋山IN。新潟にリズムが生まれる。ボール保持から神戸のゴール前に迫るがあと一歩でこじ開けられない。大田やネスカウなど投入し打開を図るも実らず。0-1で試合終了。

あの位置で受けること

7月7日、七夕、金曜夜のフライデーナイトJリーグ。
なんだか情緒的で特別感のある一試合に選ばれた、ビッグスワンの神戸戦
いつもより1.2倍ワクワクする。ビールを飲みながらしっとり観戦。

ヴィッセル神戸は前節、イニエスタが去った。もうちょっとだけタイミングずらしてくれたらなあ。あの、優しいやさしいボール触りをビッグスワンで体感したかった。

3位のスター軍団・神戸に0-1で負け。うーん、惜しかった。

前回アウェーでやったときは正直パワーで押されていて、「なんとかギリギリ引き分けに持ち込めた」という感じだった。

でも今回は、そうでもない。
最初こそ圧力をかけられ「やばめ」な雰囲気が漂った。その流れで残念な失点があった。

でもその後は立ち直り、アルビが長い時間ペースを握り、神戸を守備に奔走させ、引かせ、閉じ込めていた。シュートもたくさん打った。惜しいシーンもいくつか作った。

松橋監督も言っていたけど、アルビ的なサッカーをやる以上、ああいうビルドアップのミスというのはどうしても出てくるから、仕方ないといえば仕方ない。
勇気をもってあの位置で受ける、前を向く、という判断はなかなかできることではない。
ミスを恐れない。引きづらず立ち直る。またトライする。あのプレーを全体で許容する雰囲気が、アルビのサッカーを継続する上では不可欠だ。

誰が違いをつくるか

それにしても神戸はさすがだったな。

まあ、メンバーが、ちょっとだけ前の「日本代表・ゴリゴリズ」みたいな感じで単純に楽しい。大迫に武藤、山口蛍に酒井高徳、ベンチに扇原。齊藤未月だっている。

目を瞠るのはの一つ一つのプレー強度。
大迫はほんとボール奪われない。どういうからくりになってんだ。武藤が前を向いたときの推進力には恐怖を覚える。蛍と齊藤未月の狩人ぶりも健在。

あと酒井高徳が途中からCBに入ったのも面白かった。貴重なものが見れた。

そんな神戸相手に、長い時間試合を支配したアルビ。誇れる我が町のチームだ。

伊藤涼太郎が去った後、三戸が真ん中にポジションを移した。小見が左サイドで重用され、驚異的な運動量で上下動ばかりか、中央にも入って相手を惑わせている。

新しい攻撃の形は見え始めている。

伊藤がいたとき、最後の崩し、ファイナルサードでのアイデアは主に彼が提供していた
スルーパスか、囮を使ってのシュートか、短いクサビを打ち込むのか、ワンツーか。
そのアイデアをベースに各自が連動し、ゴールに迫ってきた。

伊藤がいない今、崩しの場面で違いを作るのは誰なのか。

今日は三戸とコンビを組んだFWが鈴木ではなく谷口で、タイプが違う。
鈴木の場合、どちらかというと鈴木が引いてボールを収め、三戸が最前線で
裏を狙う形が多かった。

谷口と組む場合は、谷口が前、三戸が後ろ。
三戸としては、より受ける位置や抜け方、タイミングに工夫が求められる。これはこれでいいけど、三戸の特長が活かしきれるか、というと現時点では疑問符も。ヘタすると消され、埋もれさせられる。

後半、ボランチに秋山が入り、光が灯ったような気がした。秋山のアイデア。相手をいなすような独特のボールさばき、球出し。ここで違いが作れる。そして三戸をよりゴールに近い仕事に専念させられる。

秋山 - 三戸のラインが熟成され、タイミングが合いだしたら、きっと楽しいことになる。
秋山の配給が三戸の爆発的なランニングにぴったり合い、相手DFを置き去りにするイメージが、うん、描ける。

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