【アルビ日記】2023-24:vs福岡 1-0
「あれは長谷川のゴール」
試合情報
・8/18(金)19:00キックオフ
・@ベスト電器スタジアム。晴れ
・新潟14位、福岡はリーグ戦5連勝中で7位
アルビレックス新潟・スタメン
GK小島享介。DF藤原奏哉、 舞行龍ジェームズ、渡邊泰基、新井直人。MF島田譲、秋山裕紀、長谷川巧、長倉幹樹、三戸舜介。FW鈴木孝司。
【途中出場】松田詠太郎、トーマス・デン、高宇洋、小見洋太、堀米悠斗。
試合ダイジェスト
【前半】
19分、新潟が先制。敵陣左サイド深くに侵入、長倉が競りこぼれ球を島田が拾って低い弾道のクロスを供給、長谷川巧が走り込み、DFに当たってそのままゴールイン。1-0で前半終了。
【後半】
HTでの選手交代はなし。47分、長倉PA内で横パスを受け振り向き惜しいシュート、わずか右に外れる。65分にも長倉、PA手前でワンタッチのループシュート、入らず。1-0で新潟が逃げ切り、勝利。
福岡の戦い方
金曜の夜、お盆明けのJリーグ。アウェー福岡に乗り込む。
アビスパ福岡は堅守速攻の戦い方がハマり、リーグ戦5連勝中、とのこと。
いや、たしかに、自信に満ち溢れたサッカーをしている。
4-4-2のフラットなブロックで築く固い守備。ルキアン&山岸の2トップはコンビネーションも良く破壊力あり。それに加え両ワイドもゴール感性に長けた二人を配置、カウンターの強度は高い。
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ただし、守備のバランスを重視するため、果敢な前プレスはなく、ボランチの前寛之と井手口陽介がアルビのボランチを捕まえに出てくることもない。
こういう、4-4-2で構えてくれる相手は、アルビはどちらかというと得意としている。J2時代の長崎とかそうだった。
ボランチが比較的楽に受けられて、リズムを作れると、全体にテンポが出てくる。島田と秋山は、福岡の2トップ&両ワイドの間に積極的に顔を出し、受け、さばいていた。
そして藤原と新井、両SBは、開いてやや高い位置、絶妙なポジションでボールを受け、福岡の両SHを戻って来させた。
福岡の選手は守備体系を崩さないため、勤勉に走る。必死に戻る。アルビのパスワークが、福岡の体力を少しずつ削っていったわけだ。
雰囲気もってる
前節、途中出場でJ1デビューを飾った長倉幹樹は、トップ下で先発しフル出場。器のデカさを感じさせるプレーぶりだった。松橋監督は前節2ゴールの高木善朗をベンチに置きながら、最後まで長倉を使い続けた。
慌てる様子なく淡々とプレーしているように見せながら、ここぞという場面でのキレ。判断力。クオリティ。雰囲気持ってる。
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前半終了間際に1本、後半立ち上がりに1本、途中に1本、本当に惜しいシュートを放った。どれもストライカーとしてのセンスを感じるプレー。
1トップ鈴木孝司のポストワークとの相性も良さそうで、伊藤涼太郎が抜けて以来模索していた「攻撃の型」ができる気がする。
最前線でも見てみたい。
高木をトップ下に置き、その前でプレーするとどうなるか。ポストプレーやクロスへの反応はどうか。うーん見たい。
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長倉がトップ下に入ったことで、久しぶりに左サイドに出た三戸舜介。こちらも躍動感が出た。やっぱオープンな状態で前を向き、相手DFに1 on 1を挑むのが一番ワクワクする。
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最後に、2試合連続スタメンの長谷川巧。
渡邊泰基とともに新潟出身の生え抜きということもあって、応援し続けたい選手だが、今日は結果を出してくれて嬉しい。
島田のクロスに飛び込んだ気迫がゴールを呼び込んだ。
判定はオウンゴールだったけど、松橋監督も言っていたように、我々からしたらあれは間違いなく長谷川のゴールだ。