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【アルビ日記】2023-33:vs横浜FM 0-0
「判定負けでもドローなの」
試合情報
・11/24(金)19:00キックオフ
・@日産スタジアム。晴
・新潟10位、横浜FM2位
アルビレックス新潟・スタメン
GK小島享介。DF藤原奏哉、トーマス・デン、渡邊泰基、新井直人。MF高宇洋、秋山裕紀、太田修介、高木善朗、小見洋太。FW鈴木孝司。
【途中出場】谷口海斗、三戸舜介、長倉幹樹。
試合ダイジェスト
【前半】
12分横浜、CB角田の浮き球フィードからヤンマテウスが抜け出しGKと1対1、新潟GK小島がストップ。47分横浜FM、右からのクロスをAロペスが頭で合わせるも左ポスト。0-0で折返し。
【後半】
50分横浜、右からのアーリークロスがファーに流れたところをエウベルが合わせるもGK小島がストップ。62分横浜、ナムテヒがペナ手前から右足を振り抜くが右ポスト。横浜の猛攻を新潟がしのぎ、0-0で試合終了。
連覇を狙う相手
残り2試合で優勝争いど真ん中、連覇を狙う横浜Fマリノス。トリコロールに燃えたぎる前年覇者のホーム・日産スタジアムに乗り込んでの33節である。
◆
アルビは前節からCBを二枚替え。舞行龍&千葉のコンビ→デン&渡邊に変更。ベンチには早川史哉も入った(残念ながら出番はなかった)。で、SBはここ数試合固定(右に藤原、左に新井)。新井の左も、もう違和感はない。
◆
それにしても横浜FMの前線は強力だ。ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベルのブラジル人トリオの後ろに、神出鬼没のナムテヒ。
優勝のために勝ち点3がほしい序盤の横浜は強烈で、右サイドのヤン・マテウスが何度も裏に飛び出していた。
ヤンマテウスって、もっと大ワイドに張って、足元で受けてジリジリ勝負していくタイプでなかったっけ。水平に中央に動いておいてから、グッと裏をとる動きが、すごく巧みになってる。
ここに、パスが出てくる出てくる。
横浜FM右CBに入った左利きの角田涼太朗。彼のボールの持ち方、球出しがいいアクセントになっていて、ヤンマテウスの動きと絶妙に呼応する。
◆
アルビの左サイドは試合を通して苦労していたが、それでも守り切れたのは大きかった。
左SB新井の対応、渡邊泰基のカバーリングも光ったが、左SHに入った小見洋太の守備での頑張りも見逃せない。守りでかなり走って、攻撃のときもはつらつと飛び出していく。清々しい汗のかきかただ。
引きこもらされ
優勝がかかった横浜Fマリノスは、強かった。うまいだけでなくて強いのが、ここ数年の横浜FM。
ボールポゼッション型だが、アルビや川崎Fとちょっと違う。アルビがやや静的にポジションの微調整で構えるのに対して、横浜FMは個々がかなり動く。すごく流動的で、つかまえづらい。
特にサイドバックが中に入ったり逆サイドまで行くのは、さすがシティグループだな、と思う。左SBに起用された吉尾海夏はジンチェンコみたいで面白かった。
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途中から、ボール保持で圧倒され気味になったアルビ。珍しく自陣に引きこもった。
作戦か、それとも仕方なく、なのか。
でも引きこもりがこの試合に関しては功を奏していて、マリノスも攻めあぐねた様子。0-0の膠着状態が続く。
◆
後半、引きこもりからのカウンターに力を与えようと、谷口、三戸、長倉と推進力のある3人を投入した。(守備で奮闘している小見は残した)
時計が進み、マリノスがなりふり構わず、バランスを崩しながらも前に前に来はじめると、アルビのカウンターも効きはじめる。
谷口、三戸、長倉、それぞれがゴールへの気迫をたぎらせ、可能性を感じさせた。
◆
ラッキーな部分もあったが、牙を剥きに剥いた横浜FMの猛攻に耐え、完封したのは見事だし粘り強い守備の成果。
GK小島享介のファインセーブ連発は言うまでもなく、CBの奮闘も素晴らしかった。後半、左サイドで裏をとられたあと戻って冷静に止めた渡邊泰基の対応には感嘆。
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今日の試合に判定があれば、横浜FMの勝ちなんだろう。でもサッカーではドロー、引き分け、勝ち点1ずつ分け合う。
アルビにとっても価値ある勝点1だし、じゅうぶん次に繋がる内容だった。