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【アルビ日記】2023-22:vs名古屋 0-1


「ちから負け」

試合情報

・8/5(土)19:00キックオフ
・@国立競技場。晴れ
・新潟14位、名古屋3位

アルビレックス新潟・スタメン

GK小島享介。DF藤原奏哉、トーマス・デン、渡邊泰基、田上大地。MF高宇洋、秋山裕紀、松田詠太郎、三戸舜介、小見洋太。FW鈴木孝司。
【途中出場】堀米悠斗、太田修介、星雄次、高木善朗、島田譲。

試合ダイジェスト

【前半】
14分、名古屋先制。右サイド深い位置で起点を作り、戻したパスを中へ。PA内で受けた和泉竜司がスピードアップして前進、低くて速いクロスを森下龍矢が合わせた。0-1で前半終了。

【後半】
58分、PA内で渡邊が米本を倒し、名古屋がPK獲得。ユンカーのキックをGK小島がセーブ。終了間際、新潟・太田が負傷交代。新潟は1点が遠く、0-1で試合終了。

灼熱の国立

にしても暑い。今年の夏は暑い、暑すぎる。

こんな暑い夏あったっけ?毎年暑い暑い言ってるけど、こんなに暑かったっけ。どうだったっけ。いやこんな暑かったことないでしょ。あまり覚えてない。暑すぎて忘れた。

灼熱の夏。当然ナイトゲームになるわけだが、舞台は国立競技場
5万7千人入ったらしい。すごい。新潟からも1万人いったらしい。すごい。パワフル。めちゃくちゃ暑かったと思うけど、両軍のサポーターはそれ以上に熱いわけだ。

名古屋は好調で、直近の天皇杯、浦和を3-0で下した。
かくいう我らがアルビレックスも天皇杯は勝ち残っていて、J2でノリにノリまくっている町田を叩き、ベスト8を決めた。

名古屋はマテウス・カストロがサウジアラビアに移籍。抜けた穴をどうするか悩ましいところ、とのこと。たしかに際立っていたからな…
ああいう選手は、居る時は頼りになるけど、いなくなったときの欠損もよりデカい。

2週間ほどのブレイクを挟んで、再開のJリーグ。
南半球では、なでしこJAPANが圧巻のパフォーマンスを見せている。映像はちょっと寒そうで、灼熱の日本から見るとなんだかうらやましい。

試合は、終始名古屋ペースだった気がする。
名古屋の作戦もハマったけど、それ以上に「ちから負け」の感覚がある。

ゴールシーン。和泉「竜」司→森下「龍」矢のドラゴン・コンビにやられた。
ムダ走りをいとわない、とにかく献身的な二人。この二人に象徴されるように、名古屋はみんな、夏を楽しむかのように汗をかきまくっていた。

マンツーマン

名古屋の作戦は、「前からのマンツーマンディフェンス」。

両センターバック含め、前からハメに来る。アルビはボランチの高、秋山が落ちて、ボールを受けに行くんだけど、ここにも稲垣祥や内田宅哉がしっかりついてくるもんだから、困った。
いつもなら、ボランチはもうちょっとだけ離してくれるんだけど。

その前の三戸や鈴木が垂直に受けにきても、これまた名古屋DFはついてくる。徹底してる。やり切る。

人に対してつくやり方だから、名古屋はひとりひとり責任感が出る。「あいつの担当はおれ、絶対やらせない」という気持ちになる。

これが全局面で効いていた。
人について行くのはほんとに疲れるはずなんだけど、前からハメてるからアルビは最初の一歩でボールを進めるのが大変。精神的なものも含め、しんどく見えたのはアルビの方だった。

アルビも何度かいい形でプレスを剥がして、前進できる場面があった。フリックとか、ワンタッチで3枚くらい噛み合ったとき。

すごかったのは、新潟のランニング・マン、小見洋太の縦横無尽ぶり。左ウィングからダイナミックに斜めに落ちてきてボールをもらう。ここまでは名古屋のマンツーマンもついてこれない。

一回受けてボールの出口を作り、また前に猛然とダッシュする。これを繰り返す。ゴール前で潰れる場面が今日も多数あったが、あそこに行くまでにかなり汗をかいている。なんでそんなに走れるんだ、小見。

名古屋の作戦と強度が上回った今日の試合。アルビだっていいところはあった。

ポゼッションのスタイルは横浜FMとも川崎とも違う。新潟の独自スタイルを捨てずに、灼熱の夏を乗り切って欲しい。


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