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母との小さな二人旅(箱根編)

先日、一泊二日で母と箱根旅行へ行ってきました。
母は76歳。
足腰が動いて旅行ができるなんて、本当は幸せなことかも知れないと思いまして。今のうちに親孝行のつもりです。

関西で暮らす母に小田原までの新幹線往復切符を送り、いつもの新横浜ではなく小田原駅で待ち合わせ。
今回の行き先である箱根では、歩き回ったり電車やバスを乗り継いだりするのは大変だろうと思い、小田原駅からレンタカーを使うことにしました。

まずは天気を伺いながらゆっくり芦ノ湖方面へ。
強羅を通り抜けて、まずは仙石原に寄ることに。
ススキが見頃でした。

2024年11月19日 仙石原ススキの状況

写真などを撮ったりして、近所の「穂し乃庵」というお蕎麦屋さんにふらっと寄ってみました。
たっぷりのとろろにお出汁を掛けていただく「とろろ蕎麦」がとても美味しかったです。

その後、芦ノ湖をドライブして、大観山の展望台、道の駅「箱根峠」へ行きました。
お天気はあいにくの曇り。
この辺から富士山を見せてあげたかったんだけどなぁ。
この日は雲が厚くて見る事はできませんでした。

道の駅 箱根峠から 

その後、ポーラ美術館の庭園にて紅葉狩り。
この日の気温はとても冷え込んでおり気温5℃!
山の中の庭園なので余計にひんやりと感じ、早めにホテルへと向かいました。

以前からこんなホテルに泊まってみたいと言っていた母。
ホテルに着くまで内緒にしていたので、とても驚き喜んでくれました。
僕としてはワンストップで美味しいコースディナーと素敵なお部屋でゆっくり過ごせるので、あちこち移動せずにいいかなと思ったわけです。

夏目漱石になってみました

お部屋ですが、予約の段階では分かりませんでしたが、14号室という夏目漱石さんが宿泊されたお部屋だそうです。
そう聞いた時は二人で驚きましたが、富士屋ホテルともなると財界人、著名人が宿泊される事も珍しい事ではないでしょう。

窓からの眺め

僕達が宿泊したのは本館でしたが、他にも西洋館、花御殿、フォレストウィングなど違った雰囲気の宿泊棟もあります。

エントランスから見える景色 雨の風情もいいものですね

翌朝、カーテンを開けてみると雨が降っていました。
朝食は洋食、和食を選べるとの事だったので母に聞いたところ、和食がいいとのことで、道路を挟んだ別棟にある「菊華荘」へ行きます。
とは言っても車での送迎が付いています。
雨も降っていたので有り難かったです。
元々は皇室の御用邸だった所だそうで、和風建築と綺麗に色づいたお庭を眺めながらの朝食もいいものでした。

富士屋ホテルで一番感じたのはスタッフの方が皆さん気持ちのいい方で、特に母は女性スタッフさんの甲斐甲斐しい対応に終始嬉しそうに会話していました。
食事についても素材の良さと濃すぎない上品な味付けを感じられて、少食な母もほとんど完食していました。
お部屋の家具やアメニティー、食器類も落ち着いたデザインで上質なもの。
ネスプレッソのカプセル型のコーヒーメーカーが美味しくて欲しくなりました。
クローゼットの衣類ハンガーはおそらく中田ハンガー製かな?
コルビーのズボンプレッサーも置いてありました。

今回の富士屋ホテルでの宿泊経験は学びがあり、とても良いものでした。
一流のホテルとはこういうものなんだ。こういう扱いをしてくれるんだ。
だからこそお客側としても、ドレスコードや振る舞いにマナーがなきゃいけないなと感じました。

小田原に戻る前に、ふたたび芦ノ湖まで行って眺めがいい成川美術館へ。
絵画や窓からの景色の良さはさておき、展示してあった万華鏡を覗いて喜んでいる母でした。

成川美術館からの眺望

あっという間の小さな箱根旅行でしたが、母は満足してくれたようでした。

また次はどこがいいかなと考え始めている所です。
関西から移動の少ない長野あたりがいいかな。
一泊二日はすぐに終わってしまったので、今度は二泊ぐらいしたいものですね。
それでは皆様もいい旅を!


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