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#私を構成する5つのマンガ 「大切なことは漫画から学んだ」って感じのセレクト
かつてnanapiというハウツーサイトを運営していた「けんすう」さんという人がいたんだけど、その人は今「アル」という漫画サービスをやっています。(最近更新がないけど)Voicyでの発信もチェックしてて、面白くて頭がいい人なんです。(超コミュ障らしいですが)
そのアルが表題の #私を構成する5つのマンガ っていうのをテーマにnoteとコラボしてるということで、書いてみようと思います。
改めてみると倫理観・死生観に絞られてるなぁと…(笑)
ヒトヒトリフタリ
ドラマにもなった「スカイハイ」の作者である高橋ツトムさん作品。
若くして死んだ主人公の霊が守護霊として天界で働いてる設定。漫画の時代背景としてはちょうど2011年福島原発問題のころの設定で、政治での戦いと、限りある命との闘いという二軸になっている。
やんちゃな性格だけど、亡くなってもあの世で頑張って務めを全うしようとしているリヨンの姿には、大切な人を亡くした人の心をどこか落ち着かせるような健気さを感じられるんじゃないかなぁと思います。
何度読んでて泣いたかわかりません。
この漫画の凄いところは「政治」のほうもよく出版社もGOを出したなぁと思う程、現実と被るところがある。
福島原発問題当時の総理がもう一人の主人公。それに協力者として登場するどうみても小泉元総理、鈴木宗男を思わせるキャラクターもいてて、いい感じにリアルとフィクションが交錯して共感ができる。
戦う事とは、守る事とは、生きる事とは、愛する事とは。なんてところを大人になってまた再認識するきっかけになった作品です。
輪廻転生や死後の世界があるという事は、大切な人を失ったあと残された人にとっての希望のような概念だと思うんです。
”高橋ツトム節”と勝手に思ってるこの筆で描いたような迫力ある作画は単純にむっちゃくちゃかっこいい。
「鉄腕ガール」っていう野球漫画を偶然読んでハマった事から高橋ツトムワールドにはまったけど、「ヒトヒトリフタリ」「鉄腕ガール」の二作はマジで超お勧め。
どちらも女性が主役だけど、芯の強さが本当にかっこいい。
スカイハイを漫画でもドラマでも見て好きだった人にはお勧め。
寄生獣
映画にもなった有名な作品。果たして害がある生き物とは…地球を守るという事は?という壮大なクエスチョンを投げつけてくれる作品。
確か高校の先輩(くすかわさんだっけ?)に薦められて読んだけど夢中になって読み進めた覚えがある。
グロイ表現も多数あるけれど、連載終了後何年も経って映画にもなるほど支持を集めてる程、深いのは流石だなぁと思う。
全キャラクターのセリフがザックリ胸に刺さるほど深いものが多いけれど、やっぱりミギーのセリフはほんとハッとするものが多い。
・『悪魔』というのを本で調べたが・・・一番それに近い生物は、やはり人間だと思うぞ。
・受験勉強?あれは一種の暗号だろ?わたしがほしいのは生きる上で役立つ知識だ
・それよりも交通事故に気をつけろ。
・罪・・・?それは人間達が人間の物差しでかって決めればいいことだ。
余談ではあるけれど、映画で撮影された場所は我が町 堺で、家から徒歩10分圏内の市役所だったり、チャリで10分で行ける市場であったり。そういう意味でも愛着がある作品です。
DEATH NOTE
「こんなやつおらんかったらいいのに!」と思う事は誰だってあるだろう。それで実際に行動に移せる手段を手にしたら?
正義が何かがわからなくなる。
これって「正論の戦いの行き着く先は戦争」なんだろうなぁと思う。それが、キラvs Lの戦いなのかと。
この考え方が今になってすごい生きてる気がします。
正論を言ってても、相手にとっての正義や主張に反すればそれは正しい?
「こうなれば良い」の行き着く先は果たして?
自分の正義を主張しすぎてほんとに足元見失ってない?
その辺をすごく考えました。
頭使わないと概念やルールの理解ができないから漫画にはまれないし、かといって誰にでもわかるぐらいスムーズにルールやトリックが入ってくる。
こんなバトル漫画って見たことない!っていう斬新なものでした。
ちなみに愛用のノートは、「デスノートみたい」と言われるのを使ってます。当然、自分もそう思って買い続けてるのだ。中身は普通。
https://product.rakuten.co.jp/product/-/58ea0aa5b3e6548c76ac1a5f7f14e2f6/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0 ←ノートの購入はこちらw
好きなキャラはミサだ。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
初めてガンダムエース創刊情報を聞いたときは何度その情報を読み直したことか。
THE ORIGIN作者の安彦良和さんは1stガンダムのキャラデザを担当した人で、言うならばアムロやシャアの姿の生みの親である。
その人がガンダム放送から20年経って再び1stガンダムに向き合う。
圧倒的な描写力で、躍動感・臨場感が半端ない絵。
それに、昔の古参ガンダムオタクも納得しかないストーリー展開。(再構築されているので、昔なんか変だったところも理由がつけられつじつま合わせが完璧になっていた)
さらにはアニメになかった「シャア・セイラ編」と言われる過去編も取り入れられ、「なぜキャスバルが、シャアとなってジオンの兵士となっていて、さらにジオン軍の総大将であるザビ家を裏切るのか」の説明も完ぺきになっている。→この辺はDVD作品のTHE ORIGINで映像化されているけれど、個人的には漫画版のほうがかっこいい。
ガンダムのファンってどのぐらいいるんだろう?
その全員を納得させられる(と俺は思ってる)ほどの再構築って本当にすごいのだ。
よく「ガンダムってたくさんあるから何から見ていいかわからん」って言われるけれど、本当にお勧めしたいのは漫画版の機動戦士ガンダムTHE ORIGINであると思っています。
RED
サンデーで連載していた「俺たちのフィールド」作者の村枝賢一先生によるネイティブアメリカン(インディアン)のお話。
「生きる」という事は。「生まれてきた理由」とは。
「生まれた所や皮膚や目の色で 一体この僕の何がわかるというのだろう」という日本のパンクメッセージに共感されていた自分には吸い込まれるようにハマった作品である。
もともと村枝先生の絵は「俺フィー」でめちゃくちゃ好きで、その人の「骨太」部分が限りなく強調され、内容もヘヴィーでソリッドなものになっている。
アメリカの歴史で「悪役」とされがちなネイティブアメリカンの青年が主人公で、仲間として日本人の元士族で西南戦争にも参加した伊衛郎のほか、娼婦だ牧師だといろんなマイノリティの目線が入り乱れる。
「正義」とは何か。今の世界のリーダーであるアメリカは「正しい」のか。
最初は少しゆったり目であったものの、中盤から「 壮 絶 」な命の駆け引きの展開である。
デカい銃で撃ったらそら腕ふっとぶよね。とか。
なんど「うわぁ」と思ったことか。
だけど、男の子ならそういうのすら「かっこいい」と思ってしまう側面はないだろうか?自分はありました。
破滅に向かうかのような復讐劇で、予想してたような、してなかったようなラストシーンとか本当にすごい!の一言です。
ネイティブアメリカンの文化に興味があれば読んでほしいなって思う作品です。
村枝賢一先生のほかの作品でお勧めなのは、サッカー漫画の「俺たちのフィールド」、仮面ライダーリバイバルな「仮面ライダーSPIRITS」とかですかね。仮面ライダーはガンダムとかに比べてあまり好きでもないんですが、その自分でも楽しんで読めます。
あぁ、長かった!文章書くのに超時間かかった!疲れた!
でもいろいろ語れて楽しかった!こんなにも長文見てくれてありがとう!
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