活動一周年のライブを終えて
自分が一人で音楽活動するなんて
自分が人前で歌うなんて
自分が全部作詞作曲するなんて
そんな不安や迷い、自信のなさを無理やり強引に払拭させて「やろう!!」と決めた2020年の8月末。
いつまで経っても向上しない歌唱力、エレキギターとは違うアコースティックギターのむずかしさ。
PCで曲を作りたくて、お金を払ってレッスンに行っても、基本的な操作しか教えてもらえない焦り。
ただ、ひたすら暗闇で羅針盤も持たずに走り出した。
仕事も変え、生活ができるギリギリまで収入に対するこだわりを捨て、
自分が練習したりする「時間」を確保するようにした。
本当に毎日スタジオに入り、練習を重ね続けた。
一ミリも実感を得られないまま、半年という時間が過ぎて..
季節が変わり、
ほんの少しだけ、「あ、今コードに合わせて声を出せてる」と掴みかけて、
「いい曲(Reincarnation)を作れたのかもしれない」と思えてきた2021年の春ごろ。
最低限ライブができるような曲数が揃い、
潰されそうな不安を乗り越えて、
レコーディングをした2021年の夏。
「また再開します」と宣言した2021年10月4日。
MVを発表して、初ライブ日も決めた。
スタートを切った2021年11月28日、ボダイジュカフェ。
あれからほぼ1年。
バンドを抜けた後、決意して、最初の1年は暗闇の中、何の確証も持たずに走り続けた。
人前に出るようになって、良いも悪いも人の評価を受けてステージに立てば、活動って始まるものだと思っていた。
しかし、「その世界」に足を踏み入れた瞬間に「第一歩」が始まるが、今まで近くで会話していた仲間のミュージシャンの背中は遥か遠いし、憧れの人たちの背中なんてまるで見えなかった。
そこには、登る山がどんなに険しく高いかを思い知らされる絶望があった。
思った通りに行かない自分にもどかしさや苛立ちがあり、
だんだん踏み出す足が重く感じるようになってきた。
「それでも」
と、思って、足を無理に前にする。
自分がやりたくて踏み出した”歩み”だったけれど、それを重ねれば重ねる程、上に行けると思っていたが、実際はそうじゃなくて”自分自身の重圧”になって帰ってくるようだった。
音楽って、楽しい。
それはいつだって間違いがなかった。
時々いわれている「音が苦」にはなっていない。
けど、最近でも悔いが残るライブが無かったわけじゃない。
数字の面で悔しい思いはずっとしている。
しかし、
でも、
やっと、たどりつけた気がした2022年11月26日の
ボダイジュカフェでのライブ。
「たどりつけたんだ」と、
そう思えるライブでした。
お客さんの人数も決して思い描いていた理想には遠かった。
けれど、得られたものは…欲しかったものは…
そこにあった気がしていた。
その場に「多い」と呼べるレベルの「人数」はいなかったとしても、
遠方から応援してくれている人がいる事も
また再会して対バンしようぜって思ってくれてる遠くの仲間がいる事も。
確かに感じる事が出来た「活動一周年ライブ」だった気がします。
1人になって、離れて行った人は沢山いる。
でも、なくしたものを考えるよりも、
今、そこに在るものの”価値”をしっかり考えて、この(ライブが終わってからこれを書いてる今=)24時間を過ごしていました。
今、自分に気にかけてくれている皆さんへ。
深く、深く感謝と尊敬を。
本当にありがとうございます。
44歳の新人ソロミュージシャンで、道のりはまだまだあります。
それでも、今でも夢を見て…目標をもって頑張ります。
今、応援してくれているあなたの気持ちを、
絶対に無駄にしない2年目、3年目、5年目を迎えるように頑張ります。
何度でも感謝の言葉は伝えたい。
そして、自分は次の目標に向かって頑張ります。
本当にありがとう。
これからもよろしくお願いします。
2022年11月27日、ハクイダイスケ
■LIVE SCHEDULE■
12/4(日)大阪東心斎橋Music Bar Recan2
12/18(日) 尼崎TELLUS
12/31(土)大阪梅田ポテトキッド
1/12(木)大阪
1/21(土)尼崎TELLUS
1/31(火)東心斎橋
◆自主企画◆
2/4(土)名古屋新栄
2/5(日)大阪淡路
ご来場の方は、前売り価格でご予約受付させていただきます。
ご予約は「お名前(ニックネーム可)/日程(会場)/来場人数」をお知らせ下さい。
感謝を込めて。