高性能のType-Cケーブルを衝動買い。&Type-Cケーブルの規格の理解方法。
定期的にイオシスをパトロールすることにしている。
アマゾンで買うほどでもないがあったら助かるデジタル小物が店頭に並んでいたりするからだ。しかも安いときたもんだ。
今回は目に入った瞬間に即購入した。商品はこちら。
お値段980円。私の場合普段はそんなに必要性を感じないが、あったらいいだろうな的なケーブルだった。何といっても高速通信ができるケーブル。アマゾンで探すと似たような値段で見つけることができるが、店頭商品でこの値段は初めて見た。
「Type-C to Type-Cケーブルが980円でそれがどうした?」
と思う方もいるかもしれない。この値段が驚愕なのがこのケーブルのスペック。USB 3.2 Gen2の規格なのだ。
「おいおい。パッケージにはUSB3.1 Gen2に対応って書いてあるじゃないか」
とツッコまれる方もいても不思議ではない。だって
”USB3.1 Gen2”と
”USB3.2 Gen2”は同じ意味なのだから。ここからはUSBの規格表記についての考察。
まずは呼び方なのだが、これは世代が新しくなっていくにつれて呼び方を変えていってしまったため、同じ規格に複数の呼び方が残ってしまったという何とも人災的なカオスなのだ。
①USB2.0→3.0に進化
これでUSB3.0と呼ばれるようになった。ここまではわかる。
②転送速度が5Gbps→10Gbpsに進化
ここから悲劇が始まる。5Gが3.0、10Gが3.1とすればよかったのに、ここで3.0を捨てて両方とも3.1にしてしまった。でも違いがあるので
5Gbps = USB3.1 Gen1(=USB3.0)
10Gbps = USB3.1Gen2
とした。
③さらに転送速度が20Gbpsに進化
悲劇は止まらない。②が浸透する前に同じ轍を踏んでしまう。全部を3.2と呼ぶことにしてしまった。
5Gbps = USB3.2 Gen1(=USB3.0=USB3.1 Gen1)
10Gbps = USB3.2 Gen2 (=USB3.1 Gen2)
20Gbps = USB3.2 Gen2×2
と、現在に至る。たった3種類の区別に名称が6つもあるのだ。
これらの表記が混在している現状なのでパッケージにある
「USB3.1 Gen2」は「USB3.2 Gen2」と同じ意味というわけ。
ややこしいんじゃぁ!