町内会長に、おれはなる!#3~潜入!新任町内会長研修会その1~
新任町内会長研修会への潜入レポート!!
これを読めば、あなたも町内会長になるための準備ができる!!(笑)
今日はちょっと長め💦
新任町内会長研修会(夜の部)に潜入!(というかただの参加(笑))
4月下旬のある日の19時から、区役所のセンターにて「新任町内会長研修会」が開催されました。お昼の部と夜の部があり、仕事があったため夜の部に潜入!(参加)しました。
資料は12種類。資料よりもこちらで整理して内容をお伝えしたいとおもいます。
年間スケジュール~町内会長の仕事はざっくり5種類!~
スケジュールから見る町内会の仕事として市からの仕事は以下の通り。
毎月 1日号、15日号の月2回市政だよりの配布
4月 日本赤十字社活動募金募集資材配布
5月 日本赤十字社活動募金募集開始(5/1~7月末)
6月 防犯灯補助金締め切り(6月3日締切)
7月 共同募金(赤い羽根)予約募集開始
交通共催書類配布(9月30日締切)
8月 暴追大会・安全安心まちづくり市民大会
まつりみなみ
9月 共同募金(赤い羽根)・歳末たすけあい募金資材配布
10月 共同募金(10月~12月)
11月 総合防災訓練
12月 歳末たすけあい募金
ざっと整理すると…
・月2回の市政だよりの配布
・防犯灯の補助金を申請すること
・赤十字、赤い羽根の募金を募ること
・交通共催に入る人の掛け金を集めて払うこと
・区単位の大きな行事に参加すること
市政連絡事務委託業務
市政だよりを配ることです。市政だよりを配ると市から「委託金」が払われます。多くの町内会は、市と業務契約と結んでいるまちづくり協議会に所属していますので、これに関わる直接の事務はありません。
市からは、単価×配布世帯数の委託金が支払われます。この支払われるお金の使い方は、各まちづくり協議会、町内会等で異なります。ちなみに、うちの町内会は、町内会長が市政だよりを配るので、このお金は町内会長がもらうようです。
防犯灯の補助金申請
防犯灯っていろいろ種類があります。種類というのは「誰が設置したか」ということで区分されています。区役所がつけているものにはシールと番号が付いています。あと、設置方法によって独立型と添架型(電柱とかにつけているもの)があるみたいです。
ここで、町内会が設置したものの電気代に対して、補助金が出ます。地図でどこに防犯灯があるのか?を記録し、3月or4月の電気料金の領収書を5月上旬に持って行きます。
あと、新しく設置する場合にも補助してもらえるようです。設置方法や設置する場所(通学路がそれ以外か)で、補助してもらえる金額も異なるようです。
日本赤十字社 / 共同募金(赤い羽根)の募金を集める
①日本赤十字社の募金について
町内で日本赤十字社への募金を集めます。5月1日の市政だよりを配る際に回覧板等で町内の方に告知し、集めます。
うちの町内では、集めた町内会費から拠出するようになっているようなので個別訪問はせずに寄付をするということになっています。
②共同募金(赤い羽根)の募金について
赤い羽根の募金は、地域の福祉活動に使われます。募金の仕方は2種類。1つは、直接お金を寄付や歳末募金といった形でいただく形。もう1つは、資材募金といって、例えば額面500円とかの図書カードやクオカードなどを1000円とかで買ってもらう形。町内会長の仕事としては、寄付を集めることや資材募金を回覧板などで募ることです。
この募金も、うちの町内では、町内会費から出すようになっているようなので個別訪問せずに寄付するということなっています。
交通災害共催の案内
交通災害共催の案内を回覧板で回し加入者を募る仕事。新規加入と継続加入のとりまとめのようですが、これは引き継ぎにもなかったようなので、しなくていいような…気がします。
その他町内会の活動を支える仕組み
□自治会の法人化
地域が共有で持っている不動産(土地や建物)は、自治会の名義では登記ができず、会長などの個人名や連名で登記されていた時代があったのですが、名義変更や処分、相続などでトラブルになってきたようです。
そこで、自治会の法人化ができるようになったのですが、これまではこうした「不動産の保有・取得」が前提だったのが「地域的な共同活動を円滑に行う必要」があるならば、法人化ができると法律が変わったそうです。(地方自治法/改正令和3年11月26日)
でも、その他の理由の法人化ってどんな想定やろ?自治会で会社作って事業したりかな?農村地域とかで農業法人とかも想定なのかな?
□つどいの家の設置、改修、解体の補助
地域が持っているつどいの家の設置、改修、解体の建設費を一部補助する制度。面積によって金額が変わる。エアコン設置にも補助金が下りるとも。
□市民活動保険
町内会の活動で事故やけがが起きれば、市が加入している保険に申請ができる。保険が下りるかどうかは、保険会社の判断とのこと。
□町内会の加入促進
区の町内会加入世帯数は、平成元年に約53,700世帯、ピークは平成10年の約62,600世帯。昨年令和3年は約52,700世帯。ピークから年500世帯ずつ減少しているとのことでした。
うちの町内会でも、今年1世帯が脱退。他の地域でもこのコロナ禍の2年間で脱退する人たちが少なくないらしい。
雑感
冒頭、担当課の課長さんからは
「全部覚えようと思わないで下さい。今日はあくまで町内会長の仕事の目次づくりと思って、こういう仕事があるのかと頭の隅にでもいれておいてもらえたらいいです」
と言われました。資料見たときは
「わあ、いっぱいあるな~」
と思いましたが、こうして整理してみると、実務としてはそうでもない…(と思う…笑)
しかし、参加されていた方々からの質問などにはいろいろ考えさせられました…(次号に続く!)
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