女子のワンハンドシュート
ミニバスのコーチをしていた時、女子のツーハンドシュートに違和感を感じていました。
・左右のバランスが崩れている
・リリースの時に手にバランスよくボールが収まっていない
・指先で正しくスピンをかけられていない
などなど(上手に打つ子ももちろんいましたが)
男子プレーヤーなら分かると思うのですが、ツーハンドシュートは難しくないですか?
リングに正対した状態でキャッチ&シュートならまだしも、1ON1の状況からプルアップを打つ時に、ツーハンドで上手く打てる気がしません。
私は現在、地域の子供にバスケ教室を開いていますが、週1回・1時間の活動ですので、ゲームばかりやっています。
「シュートフォームを知らない子供は、どうやってシュートを打つのだろう?」と他人事のように彼らのシュートを見てしまう時がありますが、彼らは自分に合ったフォームを自然と身につけていくようです。
興味深いのは、小学校低学年の女子でもワンハンドで打つ子がいることです。
どうやってボールをリングまで上げているのか、よく観察してみると「ターン」を活用していることがわかります。
私がプレーしていたころ、「スウィープ&スウェイ」や「ターン」といった言葉は、耳にしたことがありませんでした。
そのようなスキルがあることを知り、あらためてトッププレーヤーのシュートを見てみると、「スウィープ&スウェイ」や「ターン」をしていることが分かります。(彼ら全員が意識して実行しているかは不明ですが・・・)
今日、スペインの女子の育成年代のゲームをYouTubeで見ていましたが、彼女たちは全員がワンハンドシュートです。
日本のミニバスと比べてミドルシュート、スリーポイントを打つケースも多いのですが、筋力をターンでカバーして上手に打っているように思いました。
ターンについての説明は、WEBサイトにたくさんありますので省略しますが、下の画像のシューターの背番号の見え方を比べると、反時計回りの力が加わっているイメージが分かるでしょうか?
女子選手のワンハンドシュートについて頑張っていらっしゃる方がたくさんいると思います。
私も微力ではありますが、種を蒔き続けていきたいと思います。