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世界的冒険家に15年前に聞いた話は本当だった!

15年前に世界的冒険家から聞いたあの話は本当だった!・・とある金曜の夜、天王洲アイルをウォーキングしていたときに眼前に現れた光景にわたしは驚きと感動に包まれました。

話は15年前に遡ります。コンサルタントして色々と見聞を広めたいと考えていたわたしは、慶応MCCで開催されていた「夕学五十講」という各界の第一線で活躍する著名人の講演会に定期的に行っていました。

その中で今でも強く印象に残っているのが世界的な冒険家でありプロスキーヤーとして活躍されている三浦雄一郎さんが75歳の時にエベレストに再登頂を果たしたときの話です。
 
エベレストに再登頂する上で当時70代の三浦さんに突きつけられた難題は“肉体年齢を30代にすること”だったそうです。なぜそれが必要だったのか?
 
エベレストの標高は8,848メートル。標高8,000メートル以上は“デスゾーン”と呼ばれる酸素濃度が平地のわずか3分の1しかない人間が生存することが難しい過酷な環境で、実際の年齢プラス50歳くらいの運動能力になるとのこと。
 
当時70代の三浦さんの場合、肉体年齢が年相応だとデスゾーンに入ると120歳の運動能力になってしまう。それでは到底再登頂は難しい。肉体年齢を少なくとも30代にする必要がある。
 
そのためにこんなトレーニングをしたのだそうです。
 
両腕にパワーリスト、両足首にパワーアンクルを装着し、さらに背中に20キロの重りを背負って標高5,000メートルの高地にいるときと同じような負荷を体にかけた状態で新宿の高層ビル街を毎日のように歩いたそうです。
 
こうして肉体年齢を30代に戻すことに成功し、エベレスト再登頂に成功したのだそうです。この話に当時30代半ばだったわたしはとても強烈な印象を受け、この話がずっと記憶に残っていました。
 
そして話は昨晩に戻ります。ウォーキング中にいつも通る天王洲アイルの橋を渡るときに目の前に30代くらいの中肉中背の男性が妙にゆっくりと、どことなくぎこちなさが残る不思議な歩き方をしていたので後ろからよく観察してみました。
 
なんとその男性はパワーリスト、パワーアンクル、背中に黒い大きな重りのようなものを背負って歩いているではないですか!!!
 
「あの三浦雄一郎さんが話していた負荷トレーニングを本当にやっている人がいるんだ!」

眼前の光景と15年前の講演で聞いた話が一気につながり、驚きと感動が沸き上がってきました。
 
深夜かつ見知らぬ他人なのでさすがに写真は控えましたが、金曜夜のウォーキングでの思いがけない出会いに一気にテンションが上がりました。ちなみに三浦雄一郎さんは80歳のときに史上最高齢で3度目のエベレスト登頂に成功しています。まさに超人ですね。
 
皆さんは昔聞いたとても印象に残っている話を目の当たりにした経験ありますか?皆さんのエピソードも是非教えてください!
 
 
#世界的冒険家に15年前に聞いた話は本当だった #三浦雄一郎

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