意図した笑いを取るために
笑わせるより笑われることの多い、とよDです。
今日は、笑いを取るために学んだことをまとめてみます。
(こうやって真面目にまとめてる時点で面白くはなれないよなんてことを言われそうですが。。)
スベり→焦り→ミス、負の連鎖
職場の朝会の発表をさせて頂くときに思うことがあります。
導入で爆笑をかっさらって、そこから本題に入りたい!
そのために毎度事前に作戦を練って挑戦しますが、その導入が裏目に出て、結果焦って本題が早口になる。皆さんはそんな経験ありませんか?
僕としてはとよDは面白くて話も分かりやすい、そんなことを言われる存在を目指しているものの、頂くフィードバックはよく分からないし話が早いと。社会人2年目、そろそろ変わらなければいけません。だからこそまずは笑いのメカニズムを理解するためにいろいろと調べてみました。
そうすると分かったことは笑いを生むのは大きく2パターンになっているという事でした。
緊張と緩和
面白くなるために、いくつかの記事を読んでみました。
茂木健一郎さんの記事が笑いのヒントを僕に授けてくださいました。
笑いの仕組みは緊張と緩和というお話です。
この記事では、一番古典的な笑いであるくすぐりを例に出してお話をされていました。
脳は、だれかに触られることを怖いことであると解釈していますが、これは悪いことではないのだと解釈が好転して、緊張状態が緩和されることにより、笑いが生まれるのだと。
漫才も同様で、ボケがよく分からない事を言って、脳を緊張させたうえで、ツッコミが緩和させることによって笑いが生まれるとお話しされていました。
確かに、ピン芸人であったとしてもフリップやスクリーンをうまく使って緊張と緩和を作っているような気がします。ちなみに僕はこういったネタの類で言えば陣内智則さんが好きです。
予想が外れたときに笑いが生まれる
僕は以前とてつもなく笑ったネタがありました。ダンディ坂野さんのゲッツのネタです。
ネタ(というかギャグですね)の仕組みとしては、ダンディ坂野さんがあたかも協議前なのかと思うくらいの集中した雰囲気を醸し出し、腕をブルンブルン動かして全力で何かをするなと見せかけて、ゲッツという瞬間的かつ小さい動作でギャグを繰り出します。
子供ながらに、ダンディ坂野さんを見て、どんな凄いことをするのだろうかと思いながら出てきた小さなゲッツを見て笑ってしまったのです。
これは、緊張と緩和の話にも当てはまるのですが、僕の予想を大きく裏切られた瞬間に生まれた笑いでもありました。
これに関しては脳神経学者の澤口俊之さんがこちらの記事にて言及されています。
人は予想をすることができるからこそ、笑うことができる。つまり頭がよくないと笑うことができないというお話でした。
つまり、相手がこの話をしたときにどんな予想をするのか、そしてそれをどう裏切るのかを考えるのが大事になりそうです。
これから笑いを取るためにどうするか
今までの話をまとめると、緊張と緩和という視点と予想の裏切りという視点がお笑いにおいては大事であるという事が分かりました。
これまでなんとなく自分が面白いだろうと思ったことをなんとなく実践をしていましたが、これからは、2つの意識をもって、脳を緊張させるにはどんな話し方が良いのかな?こういう話でミスリードをしてからここで落とそう。そんな形で体系的にエピソードを作れるような気がします。
最近は人生で初めて飲んだタピオカの飲み方に失敗して、タピオカだけがたくさん残ってしまった事による失笑くらいしか笑いが取れてないので、戦略的に笑いが取れるよう鍛錬します。