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ドーパミンを使いこなす
1 はじめに
昨日毎週月曜に更新しますとお伝えしたものの、急遽路線を変更し、毎日更新することにします。
ドーパミンという言葉、皆さんは聞いたことありますか?僕は名前は知っていたものの、いったいどんなものかは最近まで知りませんでした。最近脳神経科学を勉強する中で、このドーパミンという神経伝達物質を知り、この物質を使いこなせるようになると人生が大きく変わるなと思ったので、今日はこのお話です。
2 ドーパミンとは?
ドーパミンについて、Wikipediaを見てみるとこのように記載されています。
ドーパミンは中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。
難しい言葉が多く、分かりにくいのですが、今回の説明では"意欲"の部分に着目します。
ドーパミンは、何かをやろうと思った時に集中力を高めてくれる神経伝達物質の一つといわれています。好きなゲームに没頭している時、気になる謎を解いている時、好奇心旺盛でわくわくしている瞬間、人はドーパミンを出して、それに没入しているのです。
では、集中力を高めたいとき、いかにしてドーパミンを出すか、これが分かると意識的に集中状態を作れるような気がします。
3 ドーパミンを生み出す4つの状態を把握する
いかにして集中状態を生み出すか、これが解決できると何事においても生産性を高めることができるかと思います。そのために必要となるドーパミンは大きく以下の4つの状態にて分泌されやすいと言われています。
まずは、SEEKの状態です。前述のとおり何かの謎を解き明かしたい、これってどんな仕組みで成り立っているのだろう、そんな瞬間にドーパミンは分泌されると言われています。
そして2つ目はWANT。これがほしい!!そんな感情はドーパミンを誘導すると言われています。例えばお昼に焼き肉が食べたいな(WANT)、そんな瞬間にもドーパミンが出ているのです。
3つ目はLIKE。これが好き!!という価値的な記憶からドーパミンを誘導すると言われています。僕であれば仕事柄看護師さんと電話で面談することが多いのですが、好きな面談をしている瞬間にはドーパミンが出ています。
最後が期待や予測との差分が生まれたとき。何かを予想して、それをポジティブに大きく裏切られた時、とても記憶に残っていませんか?またその逆も然り。予測がマイナスに裏切られたとき、あの時こんなミスをしてしまったと克明に記憶に刻まれているのではないでしょうか?
これは、ドーパミンが分泌されることでその事象を学習させようとしてくれていることによるものです。
そして、大事なのはこの4つの状態は自分にとってどんな時に生まれているのかを認識することです。メタ認知という言葉がありますが、自分を客観的に見つめて、意図的にドーパミンを生み出しやすい環境を作り出せるかどうかが、生産性においては重要になると思います。
4 最後に
自分自身、最近の生活ではドーパミンをいかに分泌させるかに着目して行動を変えているのですが、自分を良い方向に制御できている実感があり、とても楽しいです。
上述の内容の詳細は、僕のバイブルになっている青砥瑞人さんの著書、BRAIN DRIVENにて記載されているので、ご興味をお持ちくださった方はぜひ読んでみてください!