明日、自分の記憶がなかったら。

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今日、少しだけ衝撃的な動画を観てしまいました。

皆さんは、「掟上今日子の備忘録」という小説をご存じでしょうか?

「忘却探偵シリーズ」一作目として知られるこの物語は、ドラマ化もされているので知っている方も多いのではないかと思います。

物語に登場する主人公掟上今日子は、数々の難事件を解決してきた天才探偵なのですが、夜眠ると起きた次の日には昨日の事どころか、自分の名前まで忘れてしまうという病気を持っています。「前向生健忘症」という名前です。

僕の見識が浅いだけかもしれませんが、この病気は架空のものだと、読んだ当時は思っていました。

しかし、僕が観た動画には、「それ」がそのままリアルに再現されていました。

僕が観た動画に出ていた男性は、ある日急性心筋梗塞に陥り、気が付くと病院のベットに臥せていたと言います。心筋梗塞による心肺停止の影響で、脳に高次機能障害を背負ってしまいます。

その時は、自分の手が自分の物であるかすら分からない状態で混乱状態になってしまい、しばらく心理的なストレスを抱えたままの日常を送る羽目に。

そんなある日、退院した後の事ですが、長年好きで続けてきた「音楽」に関する記憶が男性の脳内に蘇ってきます。

本郷赤門クリニック院長の吉田たかよしさんによると、記憶には陳述記憶(体に染みつきにくい記憶)非陳述記憶(体に染みつく記憶)があると話しており、この非陳述記憶によって男性の音楽に関する記憶の扉が開かれたのではないかと考えられています。

脳の分野は専門家の間でも未知数と言われているのを僕はよく聞きますが、本当にその通りだと思います。一見耳を疑うような事例などが、このようにして実際に現れる事があるからです。

大事なあの日の思い出、友達と喧嘩した日、受験に合格した時の喜び、結婚した時の幸せ……

これらが、眠った瞬間に無くなってしまうこともある「記憶」の尊さを、この動画を通して実感しました。

だから、

出来るだけ一生懸命、今を生きたい。出来るだけ大事に、大事にしながら。


ちょっとクサい台詞言ったかもですね。

すみません。今日はこの辺に。

↓動画と引用元

https://www.youtube.com/watch?v=ByBut72HJ10

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